フランス蚤の市

本日の蚤の市、アンティークレースに出会う。

夏休みを日本で過ごしていたため、約二か月ぶりの蚤の市。
天気予報はあいにく曇りのち雨のぱっとしない空模様の予報。
暑いのか寒いのかよくわからないまま、とりあえず出かけました。

蚤の市会場はいつもと変わらない賑わいぶりで、落ち着きます。
出店スタンドは少なくていつもの2/3程度しかありませんでした。
それに反してお客さんはいつもの1.5倍、観光客も多いようです。
顔なじみでない店主さんが多く、値引き交渉は少々難しかったです(涙)
埃だらけのガラクタたち♡
躊躇せずに掘り起こすと、奥の方に思わぬお宝が隠れている可能性も…

g_antique04
大きいものもたくさん。
私はいつも家具は見るだけですが、いつか大きなおうちに住めたら買ってみたい♡

g_antique05
地面の何気ないナンバーペイントがお洒落。

今日は久しぶりという事もあり、調子をつかむのに少々時間がかかりました。
あれこれと仕入れたいものはたくさんあるのですが、スタンドが少ないこともあり、アンティークレースtに集中して仕入れることに。
幸いいつも買わせていただいてるマダムのお店は2店とも通常どおりでした。

毎週見ていると、見覚えのある商品がちらほらしていたり、新しいものがなかなか入って来なかったり…
でもさすがに2か月ぶりのレースたちはほとんど初めて見るラインナップ。
あれもこれも…と大人買いしてしまいました。
まぁ、仕入れなのですが…(笑)

というわけで、今回の戦利品はアンティークレースのみです!
きっぱり。

↓の写真はごくごく一部。
また後日、詳細レポートさせていただきます。

IMG_2278

【おまけ】
蚤の市へ行く日は朝早く家を出るので、子供たちはまだ寝ていることも。
朝の身支度やごはんをパパにお任せするのですが、帰ってきて見ると子供たちの服がいつもありえないくらい独特のセンスでコーディネートされております(笑)
今日は珍しくまともな上下の組み合わせだわ♪と喜んだものの…よく見てみたらTシャツの前後ろが逆。
そんな調子ですが、パパが快くお留守番を引き受けてくれるので、ゆっくりと蚤の市を散策することができるのです。
感謝感謝♡
giniroantique50
shop
ventgroslogo
Antique blog ranking 雑貨ブログ アンティーク雑貨

 

明日はいよいよ蚤の市♪

明日はいよいよ、茶摩さんで開催される蚤の市の日です。
普段はお客として訪れる蚤の市に、自分でセレクトした商品を並べて「売主」として参加するのは私としては珍しい事。
普段はお顔を拝見できないお客様たちと、アンティーク雑貨を通じてたくさん交流できれば♡と、とても楽しみです♪

この日のために私がフランスから運んできたお品は…
写真でご覧ください!

IMG_9174

IMG_9175 IMG_9167 IMG_9170 IMG_9171 IMG_9172 IMG_9173 IMG_9163 IMG_9166  IMG_9180IMG_9177
このショップカードが目印です。
お気軽にお声をかけてくださいね。

日時:8月2日(日)11:30〜17:00 入場無料
場所:Tea House 茶摩 http://chamatea.com/
大阪市北区浪花町6-2 FleurArakawa (2F)

◆アクセス
■地下鉄堺筋線・谷町線「天神橋6丁目」駅 ⑬番出口
■地下鉄堺筋線「扇町」駅②番出口
■JR環状線「天満」
天五中崎通り商店街の中にあります
天神橋5丁目の交差点( 天六側商店街の入口)より
商店街に入ると近いです
(入り口左にSoft Bankソフトバンクがあります)「茶摩で小さな蚤の市」
Antique blog ranking 雑貨ブログ アンティーク雑貨

2015-08-01 | Posted in BLOG, フランス蚤の市, 商品紹介, 銀色ニュースComments Closed 

 

小さな蚤の市の準備

毎週日曜日の午前中は地元リヨンの蚤の市でウロウロするのが習慣となっていますが、大阪に里帰り中の夏休みは行くことができずにちょっと物足りない週末です。

その代わりに、夏の楽しいイベントや日本のお友達、家族との時間で大忙し。

そんな毎日の合間を見つけて、8月2日に開催される小さな蚤の市の出店準備を開始しました。

フランスを立つ前にゆっくりと準備できなかったり、できるだけたくさん持って来たかったのもあって、思いつくままにスーツケースにごそっと入れたアンティーク雑貨を見ていただきやすいように整理します♫

先日、会場となるサロンドテの茶摩さんを下見させていただきました。

アンティーク調の家具と雑貨で統一されたシックな雰囲気のすてきなサロンでした♡

当ショップの雑貨としっくりと一体化しそうな空間で、ディスプレイのイメージが広がっています!

また一緒に出店させていただくお仲間のみなさんとの交流も楽しみです♫

店主の茶摩さんご姉妹もとっても気さくで楽しい方です。

茶摩さんのブログで、詳しくご覧いただけます。

みなさん、遊びに来てくださいね!
Antique blog ranking 雑貨ブログ アンティーク雑貨

2015-07-10 | Posted in フランス蚤の市, 銀色ニュースComments Closed 

 

フランスから大阪へ、蚤の市に向けての準備

蚤の市や展示販売などのイベントに参加することが決まるとまずする準備、それがショップカードとカードボックスです。
自宅の片隅で小さな規模から始めたWEBショップですので、手作りできるものは全て自作していました。
素人っぽさが逆に味わいかも、と開き直り今でもカードのデザインは気に入って使用しています。

100枚、200枚…とまとまった数を作るのはそれなりに大変ですが、実はこういう地味な手作業は得意で大好き♡
カッター捌きは我ながら自信があります。
こうやって一枚一枚カットされたショップカード、ぜひ一枚持って帰ってくださいね。

茶摩で小さな蚤の市

日時:8月2日(日)11:30〜17:00 入場無料
場所:Tea House 茶摩 http://chamatea.com/
大阪市北区浪花町6-2 FleurArakawa (2F)

◆アクセス
■地下鉄堺筋線・谷町線「天神橋6丁目」駅 ⑬番出口
■地下鉄堺筋線「扇町」駅②番出口
■JR環状線「天満」
天五中崎通り商店街の中にあります
天神橋5丁目の交差点( 天六側商店街の入口)より
商店街に入ると近いです
(入り口左にSoft Bankソフトバンクがあります)「茶摩で小さな蚤の市」

夏の大阪で、皆様にお目にかかれるのを楽しみにしています!
ぜひおしゃべりしに来てくださいね。
Antique blog ranking 雑貨ブログ アンティーク雑貨

 

食器と古着が安かった!

今日はいつもの蚤の市とは違い、年に2回開催される大規模なブロカントに行ってきました。
6月はブロカントの季節というのもあり、週末には大小さまざまな催しが行われていますが、その中でも規模の大きい450店!
朝の8時には会場にいましたが、すでに大勢の人でにぎわっていました。

ディスプレイ用のテーブルや大きなテントなど、本格的な店構えのスタンドも多いのですが、個人の出店スタンドがたくさん。
家庭で不要になったキッチン用品や家具、お洋服などを売っています。
私も一度出店したことがありますが、家がすっきりするし、わずかですがお小遣いを稼ぐことができてなんとも楽しい経験でした。
フランスでは、このようにブロカントで使わなくなったものをリサイクルするのが一般的。
中には10歳くらいの子どもがもう遊ばなくなった小さい子用のおもちゃを並べて売っている姿も。
ものを売る、というのはいろんな意味でとても勉強になると思うので、うちの息子ももう少し大きくなったらぜひ経験させてみたいものです。

IMG_1954

IMG_1955
人形にタイプライター、錫のポットなどなど…何でも並べちゃいます。
手前の自転車は多分売り物ではなく、どなたかが乗ってきたもの。
古ーい古ーいアンティークの品に出会う事は稀ですが、ヴィンテージ品の宝庫です。

残念ながら、銀色アンティークで扱いのあるアンティークレースやアンティークアクセサリー、メダイ、ロザリオなどは良品と出会う事がありませんでした。
そもそもこれらのアイテム自体をほとんど見かけなかったので、諦めて他のものを物色。
食器類が豊富でとっても安かったです。

というわけで、戦利品を一部ご紹介♡
IMG_9083
陶器の飾り皿。
すごく繊細な絵が描かれていますが、直径5センチくらいのミニチュアです。
サイズのかわいらしさに惹かれました。

IMG_9090
シルバープレートのデザートフォーク&スプーン。
背面のデザインが美しいのがフランス製カトラリーの特徴です。

IMG_9092
クリストフル製。
高級銀食器の名門として世界的に信用の高いフランスの老舗メーカーです。
今でもカトラリーと言えばクリストフルの名前が一番にあがると言っても過言ではありません。
現行品は気軽に購入するにはちょっと勇気のいる価格ですので、ブロカントで見つけたら側買いです!

IMG_9094
アルコパルのカフェオレボウル。
ミルクガラスの涼しげな色味が好きなので、コレクションしています。
ここのガラスは丈夫で使いやすいです。

IMG_9095
同じくアルコパルのデザート皿。
裏面に「糸底」の出っ張りがないので重ねた時にとってもコンパクト。
収納しやすく場所をとらないので気に入っています。

 

IMG_9097
予想はしてましたが、ほとんどショップ用の商品に出会えなかったので、途中であきらめて古着探しに転向。
娘のお洋服を何枚か購入しました。
どちらかというと、買いに来ている人たちもこういうおさがり的な古着を目当てにしてる方が多いみたいです。
うちにもたくさんサイズアウトした子供服があるので、また出店してみたくなりました。

というわけで、仕入れというより我が家で使う用のものばかり購入したブロカントでした。
たまにはお仕事を忘れてこういう買い物も楽しいですね♪

 
ventgroslogo
shop

Antique blog ranking 雑貨ブログ アンティーク雑貨

2015-06-13 | Posted in BLOG, フランス蚤の市No Comments » 

 

70年前の紙の感触…Lida & Rajanのアンティーク絵本

珍しく絵本に一目ぼれし、購入しました。
「BOURRU  L’OURS BRUN」は日本語で「茶熊のブーリュ」という意味のタイトルです。
春の森で、長い冬眠から目覚めた熊たちの活動を描いたほのぼのしたお話…(まだ全部読んでないのでおそらくのストーリーですが…)

フランスの子供向けの絵本は、絵がとても特徴的です。
描写が細かくちょっと怖いテイストのもの、温かみのある親しみやすいもの、有名イラストレーターのかわいらしさにドキドキしてしまうようなものまで…
人それぞれ好みはあると思いますが、作り手のこだわりを感じるものばかりです。

この絵本はF.Rojankovskyというロシア人のイラストレーターとチェコ出身の作家Lida Durdikovaによるものです。
この二人はPère Castorコレクションとしてフラマリオン社から子供向けの絵本を何冊か発表している人気ユニットでした。
余談ですが、当時アシスタントをしていた作家のLidaはコレクションの創始者に見初められて後に結婚しています♡

IMG_8910

ざらっとした質感の厚手の紙に印刷されています。
懐かしく優しい色味で、ほのぼのした雰囲気が伝わってきます。
活字の字体もタイプライター打ちの行間が垣間見られます。
細部にいたるまで全て「ほのぼの」感に満ち溢れています。
こういう絵本を蚤の市の片隅で見つけた時は、必ず手に取ってしまいます♪

 

IMG_8912

1936年に発行。
和暦で言うと昭和11年、80年近く前のものです。
戦前に作られたものなのですね…しみじみと時代の変化を感じます。
子供たちの絵本は今も昔もどんな時代でも大切にされているわけです。
この本は1947、昭和22年に増刷された版ですがそれでも70年ほどの時が経っています。
終戦直後から何十年もの時を経たとは思えないほどきれいなコンディションを保たれています。

 

797_001

RIDA&ROJAMのユニットでの他の絵本も気になります。
Père Castor シリーズの絵本は1931年より発行されて続けており、初期のものはレアアイテムとして蒐集家の間でも人気です。
個人的に気に入っており、興味深い分野でもありますので私も蒐集家の仲間入りをしようかとも思ったり(笑)

Père Castor シリーズの絵本は今も新しく次々と発行されており、どれもやはり可愛らしいので、書店でもチェックしています。
自宅用にもプレゼント用にも重宝しております。
ventgroslogo
shop
Antique blog ranking 雑貨ブログ アンティーク雑貨

 

蚤の市と薔薇の季節

この週末薔薇フェスティバルがおこなわれていたリヨン。
街中が薔薇でデコレーションされ、それはそれは美しいそうです。
街に出てない私は、実際には見てないのですけど。
リヨン市のサイトのPR動画もすてきで、わが町の忘れかけていた魅力をまた思い出させてくれました。

Festival Mondial des Roses – La Rose au Centre Festival Mondial des Roses : Ouverture officielle hier de la déambulation du centre-ville entre la Place des Jacobins et l’Hôtel de Ville. Profitez en ce weekend !La rose au centre : http://ow.ly/NDxNj

Posted by Ville de Lyon on 2015年5月30日

5月の最終日曜日はフランスでは母の日ですのでちょうどよいプレゼントですね。
母の日のイベントなのか、薔薇フェスティバルの関係か、街中で薔薇の花を配ったりしているようです♡

g_antique05

そんな華やいだリヨンに日本からお客様がいらっしゃいました。
数年前より交流させていただいている作家さんで、アンティークレースを求めてフランスを旅されている途中でリヨンに立ち寄ってくださいました。
明日は蚤の市にご一緒させていただく予定です。

今日リヨンに到着されたばかりでお疲れのところお時間を作ってくださり、当店のレースも手に取ってご覧いただくことができました。
作品作りの事や手作り市でのお話など、またアンティークレースのお手入れ方法等々…興味深いお話をたくさん聞かせてもらいました。
こちらも、大好きなレースの話題にお話ししたいことがたくさんありすぎて時を忘れてしまうほど。
同じ共通の趣味についてのおしゃべりは本当に楽しいものですね。

せっかく遠い所からいらっしゃったので、明日の蚤の市ではたくさんのレースが見つかりますように…と願ってます。
それより、とにかく雨が降りませんように!

銀色アンティークのアンティークレースはこちらからご覧ください。

 

ventgroslogo

 

shop

 

お宝の眠る店、フランスのレトロな古着とアンティーク衣裳

5月、初夏の気持ちの良い日差しの中、蚤の市探索が楽しめる季節です。
フランスではこの季節、多くの蚤の市が各地で開催されますが、私の仕入れはもっぱらいつもの市。
屋内のスタンドは常設の店もあり、最近気になるのは古着とレースを扱うマダムのお店。

昔、舞台衣装のスタイリストを手掛けていたというマダムは、ファッションの歴史的な知識も豊富。
60年~70年頃のレトロな古着にとどまらず、19世紀のドレスまでも扱っている上に、アクセサリーやレース類も豊富な素敵なお店です。
4・5年前から屋内のスタンドで毎週お店を出されています。

古着の扱いのリクエストを最近多くいただいたこともあり、試しにご覧いただこうとマダムにお願いして写真を数点撮らせてもらいました。
レトロな古着はどれも状態の良いものばかりで、もちろん着用出来る状態。
小さなお店に所狭しと掛けられた衣裳類は、古着好きサンにはたまりません。

一部をご紹介♡

IMG_1892
『奥様は魔女』のサマンサが着てそうなキュートなワンピース。
色遣いがたまりません。
60年・70年スタイルの典型的なイメージです。

 

IMG_1893
大胆な模様と色遣いが個性的なワンピース。
派手なのに上品なのは、古着ならではの仕立ての良さと、品質の良さによるものかも。
絶対に友人とかぶる事のないオリジナルなファッションを楽しめそうです。

 

IMG_1894
白地にグリーンのドットが爽やかなノースリーブワンピ。
老若男女誰からも好印象な清楚で清潔感の溢れる一枚。
上品なのに個性的。

 

IMG_1895
そして、100年近く前に着られていたブラウス。
ミシン縫いのものはとても細かいステッチで縫製されております。
1mm以下かも。
ホームメイドのブラウスは手縫いのものもあり、細ーいピンタックの一本一本が手縫いされているのを見ると、ある意味感動を覚えます。
当時はミシン縫いで仕上げられたものの方が高級品でしたが、やはりハンドで仕上げられたものにはそれなりの愛情と価値を感じてしまいます。

 

いずれにせよ、現在まで良い状態で保存されていた古着は、素人目に見てもどれも驚くほど仕立てが丁寧なのが特徴です。
銀色アンティークWEBショップでは古着はそれほど多く扱っておりませんが、リクエストは受けております。
アンティーク感あふれる衣裳、レトロなワンピなどをお探しの方はどうぞお問い合わせくださいね。

ventgroslogo

shop

 

2015-05-27 | Posted in BLOG, フランス蚤の市, 商品紹介No Comments » 

 

アンティークとヴィンテージの境界線、フランスの場合

銀色アンティークに寄せられる質問の中で「アンティークとヴィンテージの違いは?定義は?」というものがあります。
古い品物を表す言葉として、アンティーク以外に「ヴィンテージ」や「ジャンク」「レトロ」などが使われる事がありますが、実際はどのようにして定義づけているのかは興味深いところです。
結局のところ、アンティークって、ヴィンテージって何?
そんな古物を表現する言葉としてのアンティークの定義について考えてみました。

 

「100年経ったらアンティーク」はアメリカの関税法によるもの

一般的によく聞くのは「100年以上経ったものはアンティーク」という定義づけです。
この「100年以上」はアメリカの関税法が定めたアンティークの定義です。
関税は国境を超えてものを輸出入する時にかかる税金ですが、アンティーク品の場合はこの関税がかかりません。
そのため、「アンティークとは100年以上たったもの」と、きっちりと定義付けて線引きする必要があるのです。
つまり、関税法によると100年以上たった品物は無税、という事なのですね。
とは言え、実際の個人間での郵送などの場合は100年以上の経年を証明する書類などを準備するのは難しく、絵画や美術品などの鑑定書が着くような品物が対象となる事が多いようです。

つまり「100年経ったらアンティーク」は輸出入の際の税金のために決められた便宜用の定義というわけです。
この考え方でいくと、1915年に作られたものがあったとして、2014年まではアンティークとは呼べなかったけど、年が明けて2015年からは突然「アンティーク品」になるわけで。。。
税金用に決められた「100年」という数字にこだわりすぎるのも、おかしな話なのかもしれません。

 

アールヌーヴォーとアールデコ

アールヌーヴォー、アールデコはご存じのとおり19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に流行した芸術様式です。
この、2時代までを「アンティーク」、それ以降は「レトロ」や「ヴィンテージ」と分ける事もあるようです。
特にアールヌーヴォー期はパリではベルエポック(良き時代)と言われ、パリ万博が行われた華やかで繁栄した時代でもあります。
この時代に芸術品や美しい衣装、ジュエリーなどが多く作られそれが時を経て魅力的なアンティーク品になっているのです。
蚤の市でも品物の年代を尋ねると「1920年か30年頃」や「1920年以前」という答え方をされることがよくあります。
デザインや様式で年代を判断する場合は、このアールヌーヴォー、アールデコのスタイルが参考になるのだと思われます。

詳しい年代はアールヌーヴォーは1890年頃から1910年頃、アールデコは1910年頃から1930年頃と言われています。
その後1960年頃、アメリカでアールヌーヴォーのリバイバルが起きたため、年代を判断する際はちょっと注意が必要。
フランスにはこのようなリバイバルの品は少ないそうですが。

 

「〇〇様式」「〇〇スタイル」に要注意

ヨーロッパでは、骨董品の年代を表すのに「〇〇スタイル」というような呼び方をよく耳にします。
「ルイ14世様式」や「ヴィクトリアン」など、耳にされたことがあるかもしれません。
これは文字通り時の王や女王が好んだスタイルとその年代を表す言葉として使われます。
しかし、蚤の市や骨董市で売られているものの中には、様式を真似ただけのものも多数存在するのが事実。
最近でも「アンティーク風家具」などが多く販売されているように、必ずしも様式と時代がマッチしているとは限りません。
見た目だけで年代を判別するのは熟練の技が必用ですね。
カジュアルな蚤の市では店主も適当な時代を言ってきたりもしますので、「〇〇様式だよ!」とすすめられても、鵜呑みは禁物です。

 

戦前、戦後という言葉が飛び交う蚤の市

結局のところ、いつの時代のものが「アンティーク」なのだろうか?と話は振り出しに戻ります。
関税法の100年経過か、アールヌーヴォー&デコ期以前か…

実際のアンティーク市の現場では、「戦前」「戦後」という言葉での説明をよく耳にします。
たいていは第二次世界大戦(1939-1945)を境に戦前戦後とされていますが、分野によっては第一次世界大戦が始まる1914年以前を「戦前」と呼ぶことも。
紙モノは戦争で燃えたり破棄されたものも多く、1914年以前のものに特別な価値があると言われます。
出版年のわかる書籍や消印のあるポストカードを選ぶときはこの年代を意識しています。

分野によって希少価値の上がる年代が違うという事は、やはりそれによって「アンティーク」と呼ぶか否かも変わって来るのではないでしょうか。
ジュエリーやコイン、メダイ等、長い年月を経ても比較的消耗が少ないものはそれなりの月日を経たものが「アンティーク」と呼ばれるでしょうし、紙、繊細なシルク布やレースは、良い状態で保存された戦前のものであれば十分に希少価値が高いと思います。
また、年代を質問した際に「19xx年頃」と答えられた場合でも、それが戦前か戦後かで考えている時があります。
多くのものが失われた戦争の中でも消失せずに無事に現代まで残ったもの、そういう観点での線引きだと思います。

そういう理由で、個人的には戦前戦後がアンティークと呼ぶ境界線ではないかと思っています。
結局曖昧ですが。。。(笑)

それ以外にも、古さ以外の希少価値がありますし、デザインの美しさによる価値、状態の良さの価値、物にまつわる由来から来る価値etc…
アンティークと呼ぶかどうかだけではそのものの価値は決まらないものだと思います。
あまり細かい年代にはこだわらずに、物の魅力を感じとってセレクトしていきたいものですね。

 

 

2015-05-13 | Posted in BLOG, フランス蚤の市, 雑記No Comments » 

 

フランス各地の素敵な蚤の市10選

La Brocante Antiquité が選んだフランスの優良な蚤の市ベスト10です。
フランス各地で毎週のように行われている蚤の市ですが、当たり外れが多いことも確か。
また、それぞれの市に特色があり、特にその地方で古くから生産されているものなどが豊富だったりします。
実際にすべての蚤の市に足を運ぶのは無理な話ですが、このようにレポートしてくれた情報を見て、訪れる市を決めるのも良いかもしれません。


フランス各地の素敵な蚤の市10選

蒐集家にとってフランス各地で開催されている蚤の市は、お宝を掘り出すのになくてはならない場所です。
そんな蚤の市を、価格、ロケーション、商品の質を中心に、個人的な観点でランキングしてみました。
しかし、これはほんの一部です。
実際に足を運んで、確認してみてください。

IMG_1559IMG_1555

1. Paris – Porte de Vanves

パリのメトロ駅「Porte de Vanves 」近くで毎週末開催されるヴァンヴの蚤の市は、規模、品共にフランスで開催される蚤の市の中でも最高レベルのマーケットです。
土曜日、日曜日の午前中に開催され、300以上の売主さんが13時ごろまで出店しています。
展示台の上に美しくディスプレイされた店舗あり、地面に布を敷いて商品を並べただけのお店もあり…
ここではフランス中の各地方のものに加え、外国のお品でも、ほぼすべての骨董品に出会えますが、パリの国際的な歴史背景を考えれば当然かもしれません。
絵画、陶器、銀製品、アールデコ、60~70年代スタイル、ホームリネン、古本、ミリタリーグッズ、キッチンアイテム、そして古着etc…
たくさんのアイテムのがお手頃価格のものから、高級品までそろっています。
魅力的な品があふれた心躍る光景は、何も買わずに眺めているだけでも十分に楽しめます!

 

2. Nice – Cours Saleya

月曜日の朝から午後にかけて、ニースの太陽の中サルヤの蚤の市が開催され、Anglais通りの裏手は約200の売主さんで埋め尽くされます。
ハイセンスで質の良いものが並ぶ蚤の市ですが、Pierre Gautier広場付近ではガラクタめいたものが地面に並べられます。
品ぞろえはとてもバラエティーに富んでおり、銀製品、古着、ポスター、航海グッズ、陶器(モナコとヴァロリス地方のものが多い)、絵画、おもちゃ、木工品、アクセサリー等々…
蒐集家のみならず、観光客にとっても楽しめる大きな蚤の市で、英語やイタリア語などの外国語を話す売主さんも多く見かけます。

 

3. Annecy – Vieux Quartier

毎月最終土曜日に朝から晩まで開催されているアヌシーの蚤の市は、その場所の美しさ(山に囲まれたアヌシー湖のほとりの旧市街)と数多く集められた素朴な品々の両方が魅力です。
ここでは、シンプルでかわいらしいデザインの様々なサイズのサヴォワ地方のミルクポットや、バターやチーズを作るのに使われていた木製の器具、スキーや釣り具、カウベル、山々の風景が描かれた絵画、木製の箪笥やチェストなどが売られています。
蚤の市自体の規模はそれほど大きくはありませんが、商品の質の良さが印象的。
そして、何より想像を絶する魅力的な景色が楽しめます。

 

4. Lyon (Villeurbanne)

毎週日曜日の朝、リヨン郊外で400以上の売主が集まり開催される蚤の市は、フランスで一番大きな規模を誇ります。
朝早くから地面に広げられた布や簡易なテーブルに様々な品が並べられます。
スタンドが立ち並ぶ様子から想像する以上に、素朴なアイテムを中心に集められた最高の蚤の市です。
農業用品、庭の装飾アクセサリー、家具、キッチン用品、ガラス製品や真鍮製品などがそろっています。
この地方に根付く産業にまつわる用品、ワイン製造用の道具や繊維工業、テキスタイル用具、チョコレート型などを主に扱う売主さんもいます。
また、絵画、本、おもちゃなどのコレクションアイテムにも出会う事ができます。
妥当なお値段が付けられており、商談がまとまるのもスムーズです。

 

5. Belfort – Vieux Quartier

広大なベルフォールの蚤の市は毎月(1月2月を除く)第一日曜日の午前中に開催されます。
フランス東部、スイスとの国境に近いフランシュコンテ地方はアルザスからも近く、アルザス風の花模様のミルクポットやボウル、砂岩器のポット、クラシカルな陶器、ロレーヌ地方の焼型やお皿etc… フランス北東部のコレクションを見つけるのに最適です。
また、時計(時計産業が盛んなブザンソンに近いため)、アルザス産エマイユ板、リネン、ミリタリーグッズ、本、おもちゃ、ガラス製品、真鍮製品、木工品など、様々なオブジェや家具も扱っている。

 

6. Toulouse – Allées Jules Guesde

10月以外の毎月第一金・土・日曜日、トゥールーズ中心部のJules Guesde通りでは大規模で質の良い品を扱う蚤の市が開催されています。
スタンドは屋根のある場所に設置され、厳選された商品は美しく陳列されています。
値段は安くなく、売主さんたちは骨董価値に精通しているため値切るのは少々難しいです。
扱われているお品は素朴な(とはいえ磨き抜かれた)、どちらかというとインテリア系のようです。
ここではこの地域の特徴的なお品である、ラグビー関連グッズ、バイクウェアだけでなく、陶器やフランス南西部の特産、バスクリネンなどが扱われています。

 

7. Avignon (Villeneuve-lès-Avignon)

アヴィニョンのローヌ川に面した場所で毎週土曜日の午前中に開催されるVilleneuve-lès-Avignonは中規模ながらもとても魅力的なの蚤の市です。
80~100店ほどの売主さんたちは、プロヴァンス色の強いアイテムを多数扱っています。
プロヴァンス産の陶器や植木鉢、庭の装飾アクセサリー、ベッドカバーやシーツなどのホームリネン、農業用品やキッチンアイテム、カフェオレボウルetc…
お手頃価格で思いがけないお宝を掘り出せそうな興味深い蚤の市です。

 

8. Carpentras – Parking des Platanes

日曜日の午前10時から終日、アヴィニョンの北に位置するCarpentrasの街で広々とした蚤の市が開催されています。
ここは多くのコレクターが宝物のつまった木箱を発見するのを期待して毎週集う場所です。
130~150の売主の大半は家庭で不要になった中古品を販売する人たちです。
扱われる品のジャンルも価格帯も広範囲で、素朴な毎日の生活で使うようなものや、インテリア用品が多いのが特徴。
珍しいものやびっくりするようなものに出会える蚤の市ですが、そのお宝に巡り合うには少々骨を折る必要がありそうです。
例えば、イノシシノ頭の剥製や、ローゼンタールの食器が入った壊れた食器箱などを見たことがあります。

 

9. Orléans – Boulevard Alexandre Martin

ロワール地方への玄関口であるオルレアンの蚤の市は毎週土曜日の午前中、中規模ながらも広々とした敷地で開催されます。
売主さんたちは箱や広げた布の上に商品を広げ、お宝を探しに来た骨董ファンたちのアピールします。
近隣エリアの農業や漁業に使われた道具や工具、バケツ、水差し、ワイン醸造の道具、庭用具、パニエ、釣り具、ガラスドーム(植物を保護するためのもの)etc…
また、繊細な陶器や磁器、上質なリネン類、食器や調理器具などに出会う事も。
価格は一般的に妥当な価格です。
パリからTGVで日帰り可能。

 

10. Arles – Boulevard des Lices

第一水曜日に終日開催されるアルルの蚤の市は、小規模ですが非常に面白い市です。
多種多様なコレクションアイテムを見つけることができ、プロヴァンス南部の空気に調和している。
アルルの古い民族衣装である黒いジャケットや丈の短いジャケット、白いブラウス、カラフルなショールやロングスカート、ビーズのハンドバッグ、そしてレース類などが扱われています。
またプロバンスならではのお品として、民族衣装を着た小さな陶器の人形「サントン」や、ドアノブに飾るカマルグの牡牛の絵、陶器でできた蝉、そしてボウルなどが手に入ります。

ここで紹介した蚤の市は定期的に開催されているもので、場所や時間の変更はほとんどないものだと思われますが、事前に開催日時をしっかりと確認してから出かけてくださいね。
それではお宝探しの蚤の市探索を楽しんでください!

 

原文記事: Les 10 meilleurs marchés aux puces en France


 

というわけで、わが町リヨンの蚤の市は4番目に紹介されております。♪
定期的に開催される蚤の市ではフランス市の規模なのですね。
リヨンの街は絹織物の街とも言われており、絹糸が巻き付けられた古い木製糸巻や、シルクのアンティーク布などを見かける事も多いです。
私が好きなのは、そんな絹織物のアトリエが使っていた布見本帳、サンプル帳など。
美しい絹布の小さなサンプルがたくさん台紙に張り付けてあるようなもの。
また印刷産業が発達した街でもあるため、リヨンで発行されていた刺繍新聞や当時のファッションカタログ、楽譜などの束に出会う事もあります。

今まで気にしてませんでしたが、そう言われてみればこの地方ならではの品ぞろえなのだということに気が付きました。
今更ですが。
このような、地方の特色を比較するのも面白いですね♪

 

2015-05-09 | Posted in BLOG, フランス蚤の市No Comments »