フランス蚤の市, 銀色ニュース

蚤の市の歩き方、犯してはいけない3つのタブー…

アンティーク雑貨屋を営む上で大切なのは、やはり商品を充実させること…
銀色アンティークではおもに地元の蚤の市でちょっと素敵な古いものを探し集めています。
まだまだ通い始めて3年程度の、この世界の常連さんから見たらひよっこではありますが、私なりに思う蚤の市の歩き方があります。

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以前にも蚤の市という普段の生活とはちょっと違った暗黙のルールの中で買い物を楽しむために…と書いたこともありました(懐)

(あまり参考になる事もないかもしれませんが…お暇な方は懐かしんでくださいませ)
今回はやってはいけないこと「タブー」についてのお話です。
※あくまで個人的な見解ですので、あしからず!

蚤の市、というよりフリーマーケットのような一般の人が家庭の不用品を売るような市では売る方も買う方もなんというかとっても自由。
家にある邪魔なものを何でも持ってきた感じで売り手の方もタダ同然の値段をつけて処分しようとしたりするのでお買い得品も多いです。
ところが、やはりこのような人が出すのは子供の成長と共に不要になったおもちゃや古着、プレゼントでもらったけどセンスの合わない食器や使わない雑貨類がほとんど。
アンティークと呼ぶには少々経年不足といえば良いのでしょうか、ちょっと趣が違うのです。
なので、フリマで「タブー」はほとんどないような気がします。お金を払わずに持ってきちゃうとかはもちろんダメだけど。
ところがアンティークディーラーが出店する本当の骨董に出会える蚤の市では、ちょっとしたルールがあるようで…
普通にお行儀よくしていればまず問題はないけれど、思わぬところでイヤな顔をされてしまうことも。
そんな蚤の市でのタブーをまとめてみました。

蚤の市でのタブーその1 写真撮影
これはディーラーさんの考え方によっても違いますし仲の良さや頼み方でも変わってくると思うのですが、基本しない方が無難ではないでしょうか。
何気なしに観光地気分で勝手にパシャパシャ撮影していると嫌な顔されて、やめるようにと注意されることも。
iPhoneでsmsを打ちながら歩いていたら「ちょっとお嬢さん!」(おばさんだけどね笑)と呼び止められました。
「写真を撮ってませんでしたか?」と聞かれたので「メッセージ打ってただけです、ホラ」と画面を見せたら丁重に謝罪されましたが、そのディーラーさんによると最近外国人が写真を撮りまくり商売の邪魔になるので困っているのだとか。
興味深いので、ちょっと話し込んでしまいました。
単純に店の前でごちょごちょされて邪魔というのもあるそうなのですが、写真をもとにコピーを作り偽骨董を売り出されることもあるのだとか。
私が扱うのは高価なものではないので縁がないのですが、家具や絵画、貴金属など値の張る品は多く偽造アンティーク品が出ているのもよく聞く話。
ディーラーさんが写真撮影について神経質になるのも頷けます。
ブログやツイッターをやっているとついつい「蚤の市に来ています!」みたいに写真をUPしたくなりますが、写真はなるべく撮らない方が無難だと思います。
もしどうしても買わないけど写真だけ撮りたい時は撮る前に確認をお忘れなく!
この椅子がとっても気に入ったけど旅行中なので買って帰ることができないのでせめて一枚写真を撮らせてください…とか正直に言ってみたらOKが出るかもしれませんのでダメもとで聞いてみて損はありません。
無断で写真を撮られるのは理由がなくても嫌な人だっていますので、要は礼儀が大切という事でしょうか…
パリのような外国人の多い観光地では慣れていて大目に見てくれるのかもしれませんが、私の通う地方の蚤の市ではタブーの一つに入ります。

蚤の市でのタブーその2 無茶な値引き交渉
「蚤の市では値切るのが当たり前」これも蚤の市での常識としてよく言われることです。
確かに、値切ってみたら大体少しは値引きしてくれます。
それがささやかな楽しみとして蚤の市通いがやめられないという人もいるとかいないとか…
関係あるかわかりませんが、私は関西の出身で値切ることにあまり抵抗がなくこの交渉を楽しみながら行っていますが、人によっては値切るのが苦手な人もいるので値切りを楽しいと思うかどうかは人それぞれですけどね。
そんな当たり前に行われている値切り交渉ですが、やりすぎるのはやはりタブーだと思うのです。
友達にタダ同然の安値で手に入れた素敵なものを見せてもらうこともあるかもしれませんが、同じような買い物ができるとは限らないので過度な期待感を持って蚤の市に出かけるのは考えもの。
売り主さんが50ユーロと言ってるものを10ユーロに値切る、とかはさすがにやりすぎじゃないでしょうか。
ちなみに50ユーロと言われたものが40ユーロとかになることはよくあります。
30ユーロ位までなら交渉次第であり得る範囲だと思います。
基本、最初に言われた値段の半分以下に下がることはまぁないと思って良いかも。
そんな大幅値下げをされたら、逆に最初に言われた値段がぼったくり価格だったということだと思います。
でも、何がぼったくり価格で何が適正価格なのか判断が難しいのが蚤の市。
賢いお買い物がしたいというのは誰もが思うことだと思いますが、人によって物の価値って全然違うものだから蚤の市が成り立つのも事実です。
誰かにとってはガラクタでも、他の誰かにとってはお宝だったり。
そんなお宝を探すためにみんなやってくる場所でもありますので適正価格は自分で決めるしかありません。
見つけたものが自分にとってどのくらいの価値なのか…いくら以下なら買う、という価格を一応決めてから値引き交渉するとやりやすいかもしれません。
私の場合最初に言われた値段が自分の思った値段の倍以上なら値引きの交渉することなく「高すぎて買えない…残念!」と立ち去ることにしています。

蚤の市でのタブーその3 品物を乱雑に扱わない
ごくごく当たり前の事なのですが、これをやってる人よく見かけます。
ほこりにまみれたごちゃごちゃの箱の中からお目当てのものを見つけるのは簡単なことではありません。
中には触るのもためらうほどの状態のものもありますし、ちょっと指でつまんで横にぽいっとしたくなることも。
でもたとえごみのように積み上げられていてもそれは「売り物」なのです。
蚤の市で人間観察をしていると、このように商品を乱雑に扱う人が値引き交渉しても大体ぴっしゃりとはねつけられています。
私が贔屓にしているレース商のマダムに「あなたは商品をちゃんとたたんでしまってくれるから好きに見てくれていいわよ」と言われたことがあります。
所狭しと古い布やレースやリネン類が並んでいる屋根裏部屋のようなお店で、決して整理整頓の行き届いた店ではないのですが、やはり大事な商品を雑に扱って散らかすお客は困った客なのだなぁと変に感心した思い出が。
旅行中に訪れた場合は「旅の恥はかき捨て」という考えもありますが、同じ蚤の市に時々顔を出して顔見知りができていけばいくほどこんなちょっとした当たり前のマナーができているかどうかでディーラーさんとの距離が縮まったり遠ざかったりするような気がします。

どれも普段の生活の中では当然のように気を使ってマナーを守っていることばかりですが、蚤の市というちょっと雰囲気の違った空間ではついつい感覚が麻痺してしまうこともあります。
逆に、こんなちょっとした事で売り主さんに好印象を与えることができますし、一度顔を覚えて気に入られたら必ずいい買い物をさせてもらえるはずです。

とまぁ蚤の市通い3年生の私が思うことを書き綴ってみました。
5年生になったころにはまた違った視点でさらに深いお話ができるかもしれません…


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