毎週日曜日の午前中は蚤の市を散策しています。
花の都パリとは違いちょっとした不便さと閉鎖的な空気を感じるリヨンのブロカントではありますが、顔なじみになれば暖かい人情味あふれるディーラーさんたちの交流が楽しいです。
最近ではヨーロッパ圏内からの買い付け業者さんや、旅行客の方も増え少しインターナショナルな雰囲気となっています。
10年以上リヨンの蚤の市に通っていますが、やはり時代とともに少しずつ雰囲気が変わってきた感は否めません。
普通蚤の市シーズンは、初夏の日差しが気持ち良い4月から6月頃だと言われていますが…
私はこのリヨンの蚤の市の秋から冬にかけての季節が気にいっています。
どんよりと曇り雨が降ることも多い、蚤の市には不向きな季節ではありますが。
毎週見かける常連客しかいない悪天候の中の蚤の市は、顔なじみのディーラーさんと世間話が弾みます。
蚤の市に出店するアンティークディーラーさんの朝はとても早く、遠方から来られる方は4時5時ごろから出発されていることもあるそうです。
私も冬場はまだ夜が明けないうちに家を出て、バスに揺られて行きますが…蚤の市会場に到着する頃にはすっかり明るくなっています。
時折、ディーラーさん達が午前中10時ごろからワイングラスを片手にハムやチーズでアペリティフが始まっている光景を見ることがあります。
朝っぱらからワインとは、さすがフランス人でもびっくり…などと最初の頃は思っておりましたが、それもそのはず。
朝の10時ごろは、早朝から活動しているディーラーさんにとってはすっかりランチタイムの時間帯なのです。
始まるのが早いように、撤収時間も早めです。
12時を過ぎたお昼ごろにはすっかり荷物をまとめて会場後にするディーラーさんも少なくありません。
その他のディーラーさんは、蚤の市会場内にある数少ない小さなカフェでランチしている姿を見かけることもあります。
そんなリヨンの蚤の市の様子を写真でご覧くださいね♪