朝起きると、窓の外は小雨のどんよりした天気でした…
天気予報を見ても1日中降水確率100%、おまけに気温は8℃と冬並みの寒さ。
さてこんな日は蚤の市へ行くか否か…?
迷いに迷った挙句、結局行ってみることにしました。
雨だと布物や紙モノは良い状態で手に入らないだろうし、そもそもお店自体が少ないだろうし…
と買い物の効率を考えて、普段は雨が降ったらお休みすることが多いです。
しかし、まぁたまにはお散歩がてらに雨の蚤の市を散策してみるのも良いかも。
収穫ゼロでもいいや、くらいの気持ちで出かけました。
幸い風のない小雨の空模様。
傘をさしたりささなかったりする感じで、土砂降りではありません。
しかし、バス停に居合わせたマダムは何を間違えちゃったのか初夏の装いで、足元は素足にサンダルといういで立ちだったため寒さに震えておりました。
バスに乗り込んだ後に、民族的な着こなしかと思っていた頭のストール巻きも、実は雨対策&防寒スタイルだったことが判明(笑)
天気予報は当たらないことも多いけれど、少しくらいは参考にするべきだと実感です。
蚤の市会場は予想通りのガラガラ状態で、屋外のスタンドはまばらでした。
大きなパラソルを立てて商品を広げる店主さんもいましたが、その数は普段の1割程度。
空きスペースを利用して植木屋さんが商売繁盛してました。
雨のブロカント会場の有効利用方法、頭いい~と妙に感心してしまう。
お客の数も普段よりずいぶん少な目です。
お店が少ないので商品もあまりないのかとあきらめながら見回ってましたが、それなりに手付かずっぽい良品がたくさん残っていたのは意外でしたが嬉しい誤算。
しっとりと湿ってはいましたがレース等の小山を発見♪
お客が少ないので独占状態です。
と思ったら、ライバルらしきマダムがやってきて私に負けじと掘り始めます。
私が先に見つけた小山、譲るわけにはいかぬ!と無言の掘り出し合戦がしばし続きました(笑)
結局のところ、こちらのマダムは古い糸を集めていらっしゃる方でした。
一緒に掘り掘りしながら最後には仲間のようになり、値引き交渉するのを手伝ってくれました。
これも雨の蚤の市だからこそなのかもしれません。
その後はお客が少なくてヒマそうだった、顔なじみのレース屋マダムと世間話を楽しんでから会場を後にしました。
手ぶら覚悟だったにもかかわらず、なんだかんだといつもと変わらないくらいお買い物して帰ってきたのでした。
意外と楽しかった雨の蚤の市。
余談ですが…
散策中ずっと名曲「雨の御堂筋」が頭の中でBGMとして繰り返されていました(笑)
同じ雨でも「雨の西麻布」ではないところに自分の大阪愛を感じたり。
また今の若い人達はどっちも知らないんだろうな…と自分に経年を感じたり。
あまりにもずっと流れていたので、帰宅後ちゃんと聞きたくなり動画検索しちゃいました。
そしたら!
私が一日中ずっと「雨の御堂筋」だと思って頭で回っていた曲が実は「あーの人もこのひーとも~そぞろ歩く宵の街♪」の方、「大阪ラプソディー」だったことが判明。
どっちでもええわ!情報でした。
久しぶりに聞いた大阪人ならみんな歌えるメロディー、懐かしさのあまり夏の里帰りが待ちきれなくなってしまいそうです。
しかし…いろいろと出会えたのは良いものの、やはり雨の日の布系はお手入れがいつも以上に大変…
ほとんどのお品がしっとりもしくはびっちょり濡れている状態だったため、お洗濯とアイロン乾燥で帰宅後の午後が過ぎていくのでした。
上の写真は戦利品の約半分で、残りはお洗濯中。
多分今後も、大雨や強風の場合はお休みするとは思うのですが、小雨程度なら出向いて損はない(かも知れない)蚤の市なのでした。
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