五月の祝日、どこかで良さげなブロカントやってないかな〜?と調べまして、ちょこっと遠征してきました。
ブロカントやvide grenierは当たり外れがあるものですので、毎回過度の期待をしないように心がけています。
今回も良いものがなければ手ぶらで帰るつもりで行ってきました。
地方都市リヨンの更にちょっと郊外、と言っても普段通っている蚤の市も郊外なのでそう変わらないのですが、いつもと違う路線のメトロにのり、初めての道をワクワクと歩くのはちょっとした旅気分で楽しいものでした。
かなりの広さの会場はでスタンドの数もお客も多め。
公式には600店ほどもの出店があるとのことでした。
そのひしめき合う感じや売られている物、行きかう人々…
ん?ここはどこだっけ?とフランスを忘れさせる、オリエンタルな世界が広がっていました。
民族衣装などもたくさん売られており、久しぶりに味わう外国旅行気分に、本来の目的とは違う心の高揚を感じてしまいました。
早朝から美味しそうな食べ物のスタンドが多いのもオリエンタルな感じ。
クロワッサンにカフェ♡とかではなく、がっつりと揚げ物などが売られています(朝8時)
出店者はプロフェッショナルが半数といったところで、いつものブロカントに出している売主さんも何人か見かけました。
ブロカンターさんの顔は覚えていないこともありますが、商品は覚えているんですよね。
個人で出店されている方の中にもなかなか面白いお品を並べている人もいました。
クチュリエだったおばあさまの持ち物だというメルスリーをたくさん出していたマダム、ご両親が経営していた洋品店の倉庫を片付けるために、とデッドストックの帽子やアクセサリーを販売している方など…
楽しみながら少しではありますが良いお品を手に入れることもできました。
古物を扱う古物商さんは、品物の説明をするときに「古さ」をアピールしてくるものです。
戦前だの19世紀だのもっと古いものだの…
買う方も古くて価値のあるものを求めているので、古いものほど高値が付くものです。
ところが、こういう市の売主さんは「新しさ」をアピールしてきます。
去年買ったもの、ほとんど新品、まだまだ現行品として売られているモデルだ…等々。
アンティーク品を欲しがるものにとっては魅力の薄い情報を熱弁してきます(笑)
似ているようで全然違うvide grenier とブロカントなのでした。
そんなこんなで、しばしの一人旅気分を味わうことができました。
本当は、本物の一人旅に出かけたいところですが…贅沢は言うまい。
リラの花が綺麗でした♪
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