フランスから日本へ、商品を届けるのに影響の大きな問題。

3月ももう半ばを過ぎましたが…
リヨンでは春のような温かいお天気と凍えるような寒い日が交互に訪れ、まさに三寒四温。
早く外でピクニックできるような季節になってほしい、今日この頃。

日本では桜と共に卒業&入学シーズンを迎えている頃でしょうか?
そんな旅立ちと分かれの季節ですが、我銀色アンティークでもとても残念な事がありました。
2009年のOPENから苦楽を共にしてきた仲間のような存在との別れ。
知らせを聞いてからひと月の間、精神的に落ち込み、銀色アンティークを続けることに迷いが生まれたほど。
未だに今後の活動には不安が残り、業務形態を変えなければならないと思案中ではありますが、それほど影響力が大きかった事件でした。

6年以上にわたり、銀色アンティークを支えてくれた、La Posteが2月末をもって閉鎖となりました。
もちろん、La Poste自体はほかの地域に何か所もありますが、当ショップの拠点地の最寄りの小さなオフィスがクローズされてしまったのです。
窓口が2つしかない、お客は地元のおじいちゃんおばあちゃんが多いような、ほのぼのとしたオフィスでした。
ポストの送料は毎年2回改定があり、時には大きくシステムが変わり我々利用者が戸惑うこともしばしば。
そんな時でも親切に丁寧に説明してくれ、問題があれば一緒に解決策を考えてくれるスタッフさんたちは心強い同僚のような、頼りになる上司のような存在でした。

すぐ近くにある安心感も大きかったです。
これからは徒歩で大きな荷物を運ぶのは少々難しい場所のLa Posteを利用することになりそうですが、雨の日やベビーカーを押しての道中はなかなか厳しいものがありそうです。
とは言え、やはり銀色アンティークを続けていくのに必要な発送作業ですので、新しい環境を前向きに受け入れ進んでいこうと心に決めました!
(ちょっと大げさな物言いですが、やはりポストの存在はそのくらい大きいので…)

そして、先日新しく利用するポストを訪れ、慣れない配置の窓口に並びました。
私の番になり、コリッシモの大きな箱を差出し発送手続きをお願いしたら…
なんと、窓口にいたマダムは先日まで毎日のように顔を合わしていた、元最寄りオフィスの彼女でした。
「あら!」とお互い驚き…なんとなく嬉しくなってビズを。
これまでビズしたことはなかったのに(笑)
彼女はこのオフィスの窓口の担当となったわけではなく、しばらくは調整勤務で移動続きだそうなので、毎回会う事は出来ないかもしれません。
でも、このちょっとした再開が、発送手続きに対してネガティブな気持ちになっていた私の心を前向きに変えてくれました。

人間の心って単純ですね♡

というわけで、ラポストさんが遠くへ行ってしまいましたが、銀色アンティークはこれまで通り、皆さんに蚤の市直送のアンティーク雑貨をフランスからお届けし続けます。
発送手続きに関しましては、しばらくは随時行い、場合によっては発送する曜日を決めてのご対応となる可能性もありますが、その際はまたお知らせいたします。