リヨンの蚤の市

フランスの中心と言えば、もちろんパリ。
ですが、銀色アンティークは地方都市のリヨンと言う街から蚤の市情報と、アンティーク雑貨をお届けしています。

リヨンの街ってどんな街?

リヨンは人口約220万人、フランスの南東部に位置するローヌ・アルプ地方、ローヌ県の県庁所在地でもあり、絹織物と美食の街として知られています。
フランスのサッカーリーグに所属するオリンピックリヨネの本拠地として、サッカーファンの間では名前が知られていたりもします。
街は程よく小規模で(笑)メトロやトラムはとてもきれいに整備されており、わかりやすく使いやすいので旅行者の方にもおすすめです。
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リヨンの蚤の市

そんなリヨンの街の蚤の市は、定期的に開催される市の中ではフランスで一番規模が大きく、毎週約400店のスタンドが出店しています。
最近では外国から買い付けに来ている方の姿も目立つようになりましたが、地元に密着した気さくなブロカンターたちとのコミュニケーションが楽しい、カジュアルな雰囲気が魅力です。
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この蚤の市会場ですが、リヨン中心部からのアクセスは決して良いとは言えない場所にあります。
車で行くのが一番便利ですが、運転の出来ない私はメトロとバスを乗り継いで毎週通っています。
時々行き方を聞かれる事があるのですが、言葉で説明するのが難しい道のりなので上手く教える事が出来ません。
意地悪しているわけではありません、本当に説明しにくいのです…

リヨンの蚤の市の特徴

とにかくありとあらゆるアンティーク雑貨が並びます。
ディスプレイは簡素で飾り気のない、というか美しく見せる気がない気さくな感じです(笑)
よほど高価なもの以外は自由に手に取って見ても大丈夫です。

無造作に地面に並べられたガラクタの中から掘り出し物を探し出す形式♪
きれいにディスプレイされたショップでのお買い物とは違いますが…
宝探しや狩りに近い楽しさと言いましょうか、狩猟系の方はきっとハンターの血が騒ぎだすことだと思います。

フランス各地の蚤の市を訪れ比較している方のコメントとして、リヨンならではの織物・テキスタイル系、ワインにまつわる品、チョコレート型などのガストロノミー雑貨、が豊富なのが特徴なのだとか。
当ショップが扱っている分野のお品では、やはり上質で古いアンティーク布に出会えることが多いのかもしれません。
レースは日によって出会えることも、出会えないことも…
アンティークメダイはこの地方にまつわる聖人の描かれたものが多いのが特徴です。
また、取り扱ってない食器類に関して、パリや南仏では出会えないレアなものがガラクタ価格で売られていることもちょくちょくあるようです。
アンティーク食器を蒐集されている方は足を運んでみると良いかもしれません。

この蚤の市に毎週通い始めて6年目、今年は30回以上足を運び、たくさんの掘り出し物と出会いました。
暑さ、寒さ、強風などに悩まされ心が折れそうになりながらも、たくさんのブロカンターさんとの交流がありました。
そしてたくさんの心ときめくアンティーク雑貨との出会いがありました。
銀色アンティークとして、そして私個人のライフワークとしてこれからも毎週通い続けます♪

これからもリヨンからお届けいたします♡

フランスと聞けば、やはりパリを思い浮かべる人が多いと思いますが、在仏10年以上の年月の中で私がパリを訪れたのは、恥ずかしながらほんの数回です。
当然ですが、パリ旅行のアドバイスや美味しいレストラン情報はこのブログにはほとんどありません。
洗練された大都会のパリとは少し違ったリヨンの街から蚤の市とアンティークについてのあれこれをお届けできればと考えています。

またリヨンで蚤の市へ行ってみたいな、と思っていらっしゃる方、銀色アンティークはガイド業は承っていないのですが、個人的にご一緒させていただけたら嬉しいです。
ご連絡くださいね。

おまけ・リヨンを舞台にした映画

リヨンを舞台にしたフランス映画は古くからいろいろと撮られてきましたが、日本の映画でもこの町が舞台となっているものもあります。
フランス映画ファンの方にはおすすめして良いものか悩む映画ですが…リヨンの街を知っている人は多分楽しんで見られます。
良かったらお正月休みに鑑賞してみてくださいね。

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