2015年、好評だったフランスアンティークと蚤の市のブログ記事8選

2015年も今日でおしまい。
今年はブログに力を注いだ一年にしたい!と年始に目標を掲げましたが、少しは実現できたと思います。
WEBショップの新着商品の更新をお知らせする記事が多く、毎度似たような内容となってしまったことが反省点。
2016年はさらにアンティークファンの皆様の心に届く、そして役立つブログと発展させていければと野望を抱いています。

さて、そんな2015年に書いたブログ記事の中で反響が大きく人気の高かったものを自薦で(笑)8つ選んでみました。
最近のものもありますが、今一度読み返しても我ながら読み応えのあるものばかりです。

・フランス各地の素敵な蚤の市10選

フランスのアンティーク情報サイトが選んだ蚤の市を紹介しています。
各地の蚤の市へ足を運んでレポートしており、読んでるだけですぐに行ってみたくなりました。
私が毎週末足を運ぶリヨンの蚤の市もピックアップされていましたよ♪
パリ以外のフランスの蚤の市へ行ってみたい方は参考になるのではないでしょうか?

フランス各地の素敵な蚤の市10選

・母の深い愛情があふれる、絶えざる御助けの聖母のメダイ

コツコツと書き溜めている「メダイに描かれた聖人たち」。
絶えざる御助けの聖母子は美しい彫刻で表現されることが多いため、人気が高い図柄の一つです。
そんなアンティークメダイに描かれた聖人の持つ物語や由来、奇跡があるといわれている言い伝えなどを知ると、さらにアンティークメダイの魅力にはまってしまうこと間違いなしです。
たくさんの種類のメダイを見続けたからこその見解もご紹介できればと思っています。
というわけで、来年はこのシリーズを強化したいと考え中。⇒メダイに描かれた聖人たち

母の深い愛情があふれる、絶えざる御助けの聖母のメダイ

 

・アンティークとヴィンテージの境界線、フランスの場合

アンティークとは何年前の品を指すか?と何度となく繰り広げられてきた答えのない議論に個人的に答えを出してみました。
様々な角度からの見解がある「アンティーク問題」。
あなたのご意見もぜひお聞かせ願いたいです!

アンティークとヴィンテージの境界線、フランスの場合

・布ものお洗濯方法

アンティークの布ものは、趣がありすてきなものがたくさん。
ですが実用的に使うとなると気になるのが長年のうちに染み込んだ汚れではないでしょうか?
デリケートな素材は水洗いをお勧めしませんが、比較的耐久性のある布もののお洗濯方法をまとめてみました。

蚤の市から帰ったら…布ものお洗濯方法

・動画で一緒にアンティーク、フランスの蚤の市散策

動画を撮影してyoutubeにアップする、初の試みです。
上手く撮れたかはさておき、なかなか好評でしたので、第二弾も近いうちにぜひ作ってみたいです。
一緒に蚤の市をぶらぶらと散策しているような気分になっていただけたら嬉しいです。

動画で一緒にアンティーク、フランスの蚤の市散策

・アンティークメダイに刻まれたリヨンのメダイ彫刻一家、PENINのサイン

メダイファンの方なら聞いたことがあるかもしれない彫刻一家ペナン。
4代にわたってリヨンで活躍していたペナン一家の刻印を検証しながらメダイの隅に記されたサインが意味する情報を読み解いております。
調べだすとどんどん興味がわいてきて虜になってしまうメダイの世界をのぞいてみてください。

アンティークメダイに刻まれたリヨンのメダイ彫刻一家、PENINのサイン

・アンティークメダイでひも解く、フランスの聖母出現、奇跡の数々。

メダイに描かれた様々な聖人の姿を読み解く、シリーズ化したい「メダイに描かれた聖人たち」。
中でもフランス各地で古くから目撃されている聖母出現の奇跡の場面を描いたメダイは未だ謎に満ち溢れた不思議な言い伝えを表現しているミステリアスな魅力にあふれています。
未だ根強い人気の不思議のメダイ(奇跡のメダイ)もその一つ。
小さなメダイに奇跡を信じる願いが込められています。

アンティークメダイでひも解く、フランスの聖母出現、奇跡の数々。

・蚤の市でのアンティークレース買い付けのポイント

年々良質なレースを見つけるのが難しくなってきている蚤の市で、失敗することなく買い付けるために日ごろから気を付けていることをまとめてみました。
女子は買い物心に火が付くとアドレナリンが出てきて、冷静な判断が難しくなると言われています。
思い当たるふしのある方は是非参考にしてみてください。

蚤の市でのアンティークレース買い付けのポイント


以上8つが2015年に好評だったブログエントリーでした。
2016年もこれ以上に楽しく役に立つエントリーをUPしていきたいと思っています。

それでは皆様、今年も一年間ありがとうございました。
2016年もどうぞご贔屓によろしくお願いいたします♡
良いお年を!
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リヨンの蚤の市

フランスの中心と言えば、もちろんパリ。
ですが、銀色アンティークは地方都市のリヨンと言う街から蚤の市情報と、アンティーク雑貨をお届けしています。

リヨンの街ってどんな街?

リヨンは人口約220万人、フランスの南東部に位置するローヌ・アルプ地方、ローヌ県の県庁所在地でもあり、絹織物と美食の街として知られています。
フランスのサッカーリーグに所属するオリンピックリヨネの本拠地として、サッカーファンの間では名前が知られていたりもします。
街は程よく小規模で(笑)メトロやトラムはとてもきれいに整備されており、わかりやすく使いやすいので旅行者の方にもおすすめです。
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リヨンの蚤の市

そんなリヨンの街の蚤の市は、定期的に開催される市の中ではフランスで一番規模が大きく、毎週約400店のスタンドが出店しています。
最近では外国から買い付けに来ている方の姿も目立つようになりましたが、地元に密着した気さくなブロカンターたちとのコミュニケーションが楽しい、カジュアルな雰囲気が魅力です。
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この蚤の市会場ですが、リヨン中心部からのアクセスは決して良いとは言えない場所にあります。
車で行くのが一番便利ですが、運転の出来ない私はメトロとバスを乗り継いで毎週通っています。
時々行き方を聞かれる事があるのですが、言葉で説明するのが難しい道のりなので上手く教える事が出来ません。
意地悪しているわけではありません、本当に説明しにくいのです…

リヨンの蚤の市の特徴

とにかくありとあらゆるアンティーク雑貨が並びます。
ディスプレイは簡素で飾り気のない、というか美しく見せる気がない気さくな感じです(笑)
よほど高価なもの以外は自由に手に取って見ても大丈夫です。

無造作に地面に並べられたガラクタの中から掘り出し物を探し出す形式♪
きれいにディスプレイされたショップでのお買い物とは違いますが…
宝探しや狩りに近い楽しさと言いましょうか、狩猟系の方はきっとハンターの血が騒ぎだすことだと思います。

フランス各地の蚤の市を訪れ比較している方のコメントとして、リヨンならではの織物・テキスタイル系、ワインにまつわる品、チョコレート型などのガストロノミー雑貨、が豊富なのが特徴なのだとか。
当ショップが扱っている分野のお品では、やはり上質で古いアンティーク布に出会えることが多いのかもしれません。
レースは日によって出会えることも、出会えないことも…
アンティークメダイはこの地方にまつわる聖人の描かれたものが多いのが特徴です。
また、取り扱ってない食器類に関して、パリや南仏では出会えないレアなものがガラクタ価格で売られていることもちょくちょくあるようです。
アンティーク食器を蒐集されている方は足を運んでみると良いかもしれません。

この蚤の市に毎週通い始めて6年目、今年は30回以上足を運び、たくさんの掘り出し物と出会いました。
暑さ、寒さ、強風などに悩まされ心が折れそうになりながらも、たくさんのブロカンターさんとの交流がありました。
そしてたくさんの心ときめくアンティーク雑貨との出会いがありました。
銀色アンティークとして、そして私個人のライフワークとしてこれからも毎週通い続けます♪

これからもリヨンからお届けいたします♡

フランスと聞けば、やはりパリを思い浮かべる人が多いと思いますが、在仏10年以上の年月の中で私がパリを訪れたのは、恥ずかしながらほんの数回です。
当然ですが、パリ旅行のアドバイスや美味しいレストラン情報はこのブログにはほとんどありません。
洗練された大都会のパリとは少し違ったリヨンの街から蚤の市とアンティークについてのあれこれをお届けできればと考えています。

またリヨンで蚤の市へ行ってみたいな、と思っていらっしゃる方、銀色アンティークはガイド業は承っていないのですが、個人的にご一緒させていただけたら嬉しいです。
ご連絡くださいね。

おまけ・リヨンを舞台にした映画

リヨンを舞台にしたフランス映画は古くからいろいろと撮られてきましたが、日本の映画でもこの町が舞台となっているものもあります。
フランス映画ファンの方にはおすすめして良いものか悩む映画ですが…リヨンの街を知っている人は多分楽しんで見られます。
良かったらお正月休みに鑑賞してみてくださいね。

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アンティーク&蚤の市でお役立ちのiPhoneアプリ10個

最近ではスマートフォンを使用している人が多くなってきましたね♪
私も4・5年前からiPhoneを愛用していますが、今ではアンティーク雑貨のご紹介や蚤の市散策、WEBショップの運営に欠かせない存在です。
アンティークとデジタル、と一見真逆のアイテムですが、今の時代に欠かせないデジタル機器の私なりの使い方とアンティーク蒐集や蚤の市でお役立ちのアプリをまとめてみました。

 

Instagram インスタグラム

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4・5年前にiPhoneを使い始めて最初のころにはまったアプリです。
当初は子供の写真や生活の一コマ、アンティーク雑貨や趣味の編み物などなど…個人的な毎日の生活を記録していました。
少し前からは蚤の市の様子やアンティークレースなど、に分野が絞られてきたためか、Instagramの写真を見てDMなどから注文が入ることも増えてきました。

また、フォローしている人たちの素敵な写真を眺めているだけでも楽しく、隙間時間には結構このアプリを見ています。
アンティーク関連の写真をたくさんUPされている人から刺激を受けたり、いいね💛をもらってモチベーションが上がったり。
蚤の市でもフォトを撮るときはインスタグラムを意識している場合も多く、蒐集家さんたちとコミュニケーションをとるツールとしてなくてはならないアプリです。
また写真を通して言葉が通じない世界中のアンティークファンの方とつながれるのも楽しいです。

地元のアンティークディーラーの方たちも若い方はInstagramを活用してる人が多く、写真を通じてコメントし合ったり、程よくコミュニケーションをとっています。

よろしかったらフォローしてくださいね♪ ⇒ Instagram@pinoaya

Twitter & Facebook  ツイッター&FB

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言わずとしれた2大SNSなので、まとめてみました(笑)
TwitterもFacebookもポピュラーなSNSだけあって、どちらか(もしくは両方)を利用している人が周りにもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
銀色アンティークも両方利用していますが、気軽にコミュニケーションできるので楽しく便利に使っています。
アンティークの蒐集家さんとつながるのにも、アンティーク素材を使った制作をしている作家さんの作品を拝見するのにも便利です。
また、イベント参加時にはお知らせや実況にも使っています。
Twitter @ g_antique
Facebook page @ 銀色アンティーク

WordPress ワードプレス

このブログを書くのに使っているCMSです。
WEBショップは別のカートシステムを利用しているので、こちらのサイトは情報発信を主にさせていただいてます。
テーマはご存知の通りアンティーク雑貨と蚤の市ですが、読んでくださる方のちょっと役に立つコンテンツを目指しています。

とは言え、仕事家事育児のエンドレスな労働の渦中において、ブログ更新の時間を優雅に持つことができないのが悩みの種…
少しでも効率的に記事をUPできるように…とスマホを片手に料理しながら、子守しながら、メトロの待ち時間など隙間時間にちょこちょこと下書きを進めております。
そして自由な時間ができたときに一気にまとめて書き上げる!というのが私のスタイル。
スマホで下書きするのにはこのアプリが必須なのです。

ブログはアンティーク雑貨販売と直接関係のない活動ではあります。
ですが日々記録し発信したいという自分の中でのモチベーション、そして銀色アンティークのブログを読んで役に立った、面白かった、と言ってくださるアンティークファンの方がいらっしゃる喜びのためにライフワークとして続けたいことの一つです。

Evernote&Scannable

世界で一億人以上のユーザーがいるデジタルワークスペースEvernote。
私も情報の蓄積にこれなしでは考えられないくらい依存しているヘビーユーザーです。
使い方は本当に生活に密着しており、レシピ、バスの時刻表、子供の学校のお知らせプリント、WEBで見つけた情報、名刺管理、書類のデータ化などなど…毎日使わない日はないくらいです。
紙の書類は場所を取りますが、捨ててよいのか取っておかないといけないものか判断するのが難しい場合も…
そんな時はEvernoteに取り込んで紙は破棄、スッキリ♡

また蚤の市で、買い付けのご依頼をいただいていたものの情報をささっと確認するのにも便利です。
参考になる写真やサイトをどんどんEvernoteに集めて置き、出先でもぱっと見れるのが魅力。
また、自分自身の覚書やショップに掲載する際の説明文などもここに集めて管理しています。

無料で使えるのは月々の上限が決まっているのですが、ライトユーザーなら十分です。
また月々の上限はありますがトータルでの容量には上限がなく、どんどん増え続けても問題なし。

ちなみにScannableはスマホで書類を取り込むのにとっても便利なスキャンアプリ。
自動で書類をデータ化できて、Evernoteに連携しているので保存も簡単。
なお、Evernoteを使っていない方でもスキャンアプリとして驚くほど高速できれいですのでお勧めです。

※ お友達としてこちらからEvernoteを始めていただきますと、通常なら有料のプレミアムバージョンに無料アップグレードされます。⇒Evernote 

Googleフォト

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現在これほど便利に使える写真管理アプリはないかもしれません。
gmailのアカウントを持っていれば誰でも利用できるサービスですが、このアプリをスマホに入れておくと立ち上げるだけでスマホで撮りためた写真を自動でバックアップしてくれるので超らくちん。
写真をたくさん撮るとこまめにバックアップ、データ消去をしなければすぐに容量いっぱいになってしまう経験は誰でもあるのではないでしょうか?
私も写真はものすごくたくさん撮るのですが、Googleフォトに自動でバックアップさせた後にスマホ内の写真はためずに消去。
蚤の市の動画なども、スマホの空き容量を気にせずにとりあえずたくさん撮っておき、後でゆっくりと確認、といった使い方をしています。
PCからもUPしたり編集したりできるので、スマホ撮影、デジカメ撮影などいろんな写真を一つにまとめておくのにも、このアプリが本当に役立ってます。

また、写真をアルバムとしてグループ化することもできます。
これは、買い付け代行での商品の写真などをまとめてみていただく際にも便利。
これまでデジカメで撮ってSDカードをPCに入れて…とやっていた工程がスマホ一台でサクッとできてしまう時代なのですね…
これによって蚤の市の会場にいる間にお品を見ていただくこともでき、高額商品購入のご判断をその場でしていただくこともできるようになりました。

とはいえ、一番多く数を占めているのは、やはり子供の写真なんですけどね~♡

Pinterest

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Pinterestは世界中で一億人以上のユーザーがいる写真共有サイト。
WEB上で気になった写真をピンして自分のボードにコレクションできます。
なんとユーザーの8割が女性だそうで、確かに女子好みのきれいな写真、かわいらしい写真、おしゃれインテリア、素敵子供服などが目につきます。

アンティーク雑貨の写真をピンでボード上に蒐集している方もいますので、私も何人かフォローさせていただいてます。
WEB上で見かけた素敵な写真があればすかさずピンして情報収集のヒントにすることも。
普段はPCから利用することが多いのですが、スマホがあればいつでも画像蒐集できるので便利です。

Line

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日本を中心としたアジア各国で二億人以上のユーザーがいる人気のコミュニケーションアプリ、LINE。
普段から友人とのメッセージのやり取りに使っています。
(家族は誰一人使ってないので友人間のみ笑)

こちらも買い付け代行の際に蚤の市で大活躍です。
実際に商品の写真を送り、すぐにその場で決めていただける…こんな便利なことがスマホ一台でできる時代が来るとは感涙です(大げさ)
このようなやり取りをして商品を選んでいただくのは基本的には特殊な分野のものか高額のものとなりますが、ご興味のある方はお知らせくださいね。

銀色アンティークのLINE@もあります。
新着商品更新情報やソルドの情報などを発信する予定ですので、よかったら友達追加してくださいね♪
  Friends Added

※個人的に面識のある方は「@」ではなく普通のLINEでお友達になってくださいね♪
メッセージやメールをいただければIDお知らせします♪

Google Maps

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方向音痴の私にはなくてはならない地図アプリ。
家で住所を検索しておけば、同じgmailアカウントなのでアプリに反映されて履歴でさっと出せるのが便利です。

時々足を運ぶ不定期のブロカント会場に迷わずにたどり着けるのはこのマップのおかげとしか言いようがありません。
蚤の市へは基本的には一人で行きますので、迷ってしまうと本当に困ります(涙)
もちろん、初めて訪れるレストランや友人のお宅へ行く際もこれなしでは無理。
車移動の際はナビ代わりに十分に使えるので、カーナビはこのところ全く使っていません。


以上、アンティーク&蚤の市でお役立ちのスマホアプリ10個でした。
他にもスケジュール管理に欠かせないカレンダーアプリやデータ保存に便利なDropbox、読書はもっぱらKindleですし暇つぶしの定番数独アプリなんかも入っております。
私の場合生活の中でアンティークと育児が占める割合が9割以上ですので(笑)、そういう用途で使えるアプリが多くなってきますね。
育児用に便利なアプリはほかにもありますが、今回はアンティーク&蚤の市にスポットを当ててみました。

このほかにも、こんなアプリが便利ですよ~という情報がありましたら是非教えてください♪

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蚤の市でのアンティークレース買い付けのポイント

アンティークレースを求めて蚤の市へ行かれる方も多いかとおもいます。
最近は良質なレースがなかなか安値では手に入らないのが悩みのたねですが、そんな時でも焦って失敗買いをしないための買い付けポイントを整理してみました。
ぱっと見て美しいか、魅力的かがわかりやすい商品でもあるので、直感に頼って間違いはありませんが、レースばかりたくさん見続けていると視点が麻痺してよくわからなくなってしまうのも確かです。
そんな時は原点に返って、大切なポイントをしっかりと見極めることが一番です。

 

シミ、変色、損傷…などの状態を見極める

まず、アンティーク品を買うときに一番大切な点、消耗具合を確かめることです。
アンティークレースは布物ですので、汚れが簡単についてしまうデリケートな商品です。
売られている状態が地面に直置き(笑)など汚れを気にせずカジュアルな扱いをされているものも時々見かけます…
しかし、逆に言うと汚れのついていないアンティークレースなどほとんど出会うことがないわけです。
ですので、汚れ具合を見る場合は、その汚れが簡単なお洗濯で落とせるかどうか?という視点で見るのが良いかと思います。

古いレースの場合は全体的に変色していることが多くあります。
これは長い年月を経てきた証しでもあり、アンティーク品の魅力として好まれる場合もあります。
ただし、保管状態が悪いものの中にはカビや虫食いなどがある場合も。
古い箱の中にしまわれたレースなどは、湿気も含め要チェックのポイントです。

濃いシミがある場合、年月を経てその部分から破れてきたり、繊維が消耗してしまったりすることもあります。
また染み抜きをしようと強めの洗剤を使うことによって繊細な繊維が切れてしまったり。
やはり汚れやシミはできるだけ少ないに越したことはありません。

破れているレースでも、個人使用できれいな部分だけ使う場合などは問題ありません。
しかし、販売目的で買い付ける場合は破れ箇所は大切な確認ポイントです。
大きなレースの端の方だけ少し破れているような場合はさほど気にならないですが、中央部分だと商品価値がまったく変わってきます。

レースの種類を確認する

きれいだな、と感じるものであればレースの種類はどれでも関係ないのかもしれませんが、時に種類・技法が価格や希少性に大きく関係することもあります。
アンティークレースは大きく分けて、クロシェレースニードルレースボビンレースの3種類が主です。

この中で、クロシェレースは手編みで仕上げられているハンドメイドのレースです。
モチーフをつなげたタイプなどが多く「レース編み」といえばこのタイプを思い浮かべる人も多いと思います。
また、ハンドメイドの中でもメゾンメイドのものが多く存在し、技術の高いものから素人の習作まで、幅があるので注意が必要です。

ニードルレースは、華やかなモチーフとボリュームのある表現が魅力です。
年代物のハンドメイドだと相当の手間暇をかけて贅沢に作られているものが多いのですが、近年メカニックで模倣したアンティーク風レースで多く作られているのもこのタイプのレースです。
ハンドかメカニックかを見分ける目は一日では養われませんが、両者を並べて見比べると一目瞭然ともいえます。
ニードルレースはその昔、宝石同様の価値を持っていたとも言われており、上質なものには高値が付くのも特徴です。

ボビンレースは幅広い表現が可能なレース織の技法です。
そのため一口で特徴を説明するのはむつかしく、レースの価値としてもピンからキリまで幅広いです。
繊細な透けるチュールレースから、素朴でざっくりした織地のものまでフランスで見かけるアンティークレースの中では一番ポピュラーなレースだといえます。
ボビンレースはハンドメイドとメカニックの見極め、年代の特定がむつかしいです。

作られた年代、使われた年代

古ければ古いほど価値が高いというわけではありませんが、やはり年代は大切なポイントです。
ドレスの一部に使われていたものなどで、大切に丁寧に保管されていたものは19世紀のレースでもシミ一つなく美しい状態です。
アンティークレースには製造年月日が記されているわけではないので、年代については推測の域を超えない場合が多いです。
また売り主の方から聞いた年代をそのまま受け売りでお伝えすることもありますが、売り主さんはそのレースの出所をご存じなので信憑性が高いです。
昨年90歳で亡くなったマダムのお嫁入り道具だから、いついつ頃のものだろうなどなど…
でも中には適当なことをいう人もいますので、私は大体いつも同じ信用のできる売り主さんから買うことが多いです。

サイズ、価格は大切

単純なことですが、レースの長さと価格の確認は大切です。
たくさんのレースを取り扱っていると、面倒になったり感覚が麻痺してしまったりして、時々失敗してしまいます。
長さに対して価格が適正か?と一度冷静になれれば上手な買い付けができると思います。

ハンドメイドか、メカニックか?

ハンドメイドが必ず価値の高いものだとは限りませんが、やはり人の手で丁寧に作られたレースの魅力は素晴らしいものです。
一針一針手刺繍でステッチされたニードルレース、一針一針細かく編み込んだクロシェレースetc…
こんなフレーズを聞くだけで、そのレースに惹きつけられる場合もあります。

しかし、ハンドメイドが当たり前だった時代には、最先端のメカニックで作られたレースが逆に高価だった時代もあったそうです。
ハンドの魅力、手仕事の技は価値の高いものではありますが、人の手では表現しきれない繊細なメカニックレースにも、その時代その時代で価値があったわけです。


蚤の市の高揚した雰囲気の中では冷静な目で商品を見極めるのがむつかしい時もあります。
そんな時は初心に帰って上記のようなポイントを思い出しながら買い付けしています。
蚤の市に行かれる方、参考にしてみてください。

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写真で振り返る2015年、今年のベスト9フォト

メリークリスマス♪
リヨンは冬らしくない暖かく気持ちの良いお天気です。
皆様はどんなノエルをお過ごしでしょうか?

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さて、スマートフォンを使い始めてから愛用している写真共有SNSのInstagram(インスタグラム)。
世界中で今や4億人以上のユーザーがいるそうです。
自分が投稿しなくても、きれいな写真や面白いコメントを眺めるだけでも楽しく、一時は暇さえあればインスタを見ていました。

使い始めた頃はアンティーク雑貨をPRするために使おうかとしておりましたが、途中からプライベートフォトばかりUPしてました。
そして、いろいろと考えた結果現在はプライベート兼アンティーク雑貨のPRという欲張りな使い方に落ち着いています。
とは言え昨年以降は娘はんの写真が多めかも(笑)
私のフランスでの普通極まりない生活フォト時々アンティーク、よろしかったらフォローしてくださいね。

PINOAYA・銀色アンティーク (instagram)

今年も残すところあとわずかとなり、インスタグラムで今年UPした写真のベスト9を自動でコラージュしてしてくれるサイトを見つけ、早速使ってみました。
http://2015bestnine.com/
↑のサイトでinstagramのIDを入れるだけで9枚のフォトコラージュを自動作成してくれます。
今年どんな写真を撮ってたっけ?と思い起こすのにも便利かも。

さて…
明日、新商品の販売を開始予定しておりましたが、バカンス中という事もありやはり準備が追いつきませんでした…
予告に反してしまい申し訳ありませんが、今週の新商品はお休みです。
次回の新商品更新は2016年となってしまいそうな予感です。

2016年一月にはソルドも予定しております。
アンティークに囲まれた年末年始をお過ごしくださいね♪

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来週からノエルのバカンス

今年も残すところわずかとなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
フランスでは来週から子供たちのノエルバカンスが始まります。
我が家も先日クリスマスツリーをリビングに設置しました。
小学生の坊がきれいに飾り付けを手伝ってくれましたが、娘はんはオーナメントをせっせと取ってくれるので毎日飾り直しです。

我が家では一家でゆっくりと過ごす以外、特別な予定はありませんが…
今の季節、街ではプレゼントの包みを抱えた大人たちもなんとなくうきうきと幸せそうな顔をしているように思います。
一方で、ノエルの季節はフランスで最もうつ病の多い季節ともいわれているそうです。
幸せな人々がいる一方、周りと自分を比較して気分が沈み込んでしまう人がいるようです。
日本でも年末年始は家族の温かみ、幸せを実感できる一方、寂しさも身に染みるという声を聴きますね。。。

そうでなくても日照時間が短く気がめいる季節です。
毎週日曜日の仕入れもまだ日の出前の暗いうちから家を出ています。
寒くて眠くて、さぼりたくなる日もありますが、会場に着くと皆の熱気に温められます。
冬の蚤の市にはこの季節ならではのノエルの飾りなどでデコレーションされており、いつもより華やかな雰囲気を楽しめるのもあり家族連れの姿も多くみられます。
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子供たちが指折り数えて楽しみにしているクリスマス。
サンタさんにプレゼントのリクエストをお手紙で書かなきゃと無邪気に悩んでいる姿がほほえましく…笑
もう何年かしたら見れなくなるかと思うと、今から寂しい気持ちになってきますが。
今しばらくはサンタさんの存在を信じていてほしいものです。
12月25日の朝目覚めてプレゼントを見つけたとき、どんな笑顔を見せてくれるか今からとても楽しみです。

そんなノエルバカンス開始に伴い、銀色アンティークWEBショップは休暇営業となりますのでご注意ください。

2015年12月19日(土)~2016年1月3日まで、ノエルバカンスの休暇営業とさせていただきます。
ご注文はショッピングカートを使って24時間お受けいたしますが、休暇営業中は発送手続き、ご入金確認、お問合せ返答などの各種業務に通常よりお時間がかかる場合がございます。

ご理解をよろしくお願いいたします。

アンティークメダイでひも解く、フランスの聖母出現、奇跡の数々。

森の中や草原、夢の中などなど…突然聖母の姿が現れお告げの言葉や約束を告げる、聖母出現。
聖母マリアが人々の前に現れた言い伝えはフランス内にとどまらず世界中で多数あり、公認・非公認を合わせると数千にも及びと言われています。
日本でも島根県の津和野で聖母が現れ、信者に話しかけたという言い伝えがあるそうです。

しかし、カトリック教会や教皇庁が公式に認めた聖母出現は約20程度で、フランス各地で出現した聖母の姿はその後人々に言い語られ、メダイの図柄として描かれることも多いです。
そんな、今なお語り継がれる奇跡の聖母の出現について、メダイの図案と共にまとめてみました。

不思議のメダイ

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中でも一番有名なのはやはり、奇跡のメダイでしょうか…
1830年、パリのバック通りにある修道院で修道女のカトリーヌ・ラブレは子供の声を聞いて目を覚まし、そこで彼女は聖母マリアの出現を目撃したと言われています。
聖母は不思議のメダイを作り身に着けるよう告げ、実際にこのメダイを身に着けた者に奇跡のような出来事が起こったため「不思議のメダイ」と呼ばれるようになったそうです。

ルルドの聖母

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1858年、14歳の少女ベルナデッタが洞窟のそばで薪拾いをしているとき、聖母マリアが出現したといわれています。
洞窟から湧き出る泉は不治の病をも治癒する力があるといわれ、現在も多くの巡礼者が訪れています。
奇跡の泉が湧き出る洞窟を背景に描かれた聖母と、跪いて祈る少女ベルナデッタの姿が特徴です。

シオンの聖母

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イタリアのローマにおいて、反カトリックのユダヤ教徒であったマリー・アルフォンス・ラティボンヌ(Marie Alphonse Ratisbonne)に起こった聖母の出現です。
ユダヤ教徒のラティボンヌを何とかカトリック教会の信者に改宗させようとした友人が、ラティボンヌに奇蹟のメダイをためしに付けて、お祈りをして見ないかと持ちかけました。
半信半疑でメダイを身に着けていると、数日後に偶然葬儀で居合わせた聖アンドレア・デッレ・フラッテ聖堂内で聖母の出現を目撃したそうです。
のちに彼は改宗しカトリックの洗礼を受け、司祭としてシオンの聖母修道会の設立に協力したといわれています。

ラ・サレットの聖母

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1846年、牛飼いの少女メラニー・カルヴァ (Melanie Calvat) と11歳の少年マクシマン・ジロー (Maximin Giraud) の2人の子供が牛の見張りをしている時、まばゆい光と共に美しい女性が山でひどく泣いている姿を目撃しました。
少女メラニーは真珠がちりばめられている白いローブで装われ、そして、金色のエプロン、足には白い靴と大きな頭の飾りとバラの花、小さなチェーンで彼女の首から下がる十字架像を身につけており、高貴な貴婦人の姿だったと言っています。
やはり女子はファッションの詳細まで見て記憶しているのですね(笑)
サレットの聖母のメダイの特徴は、やはり頭を抱え込んで泣いている貴婦人のような聖母の姿です。
また二人の少年少女に向かって話しかける姿も描かれることが多いです。

ファティマの聖母

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1917年、ファティマに住むルシア、フランシスコ、ジャシンタら3人の子供の前に平和の天使が現れ、聖母の前に導いたといわれています。
聖母は3人の子供たちに様々なメッセージを託しました。
その後、治癒の力があるとされる泉が湧き出たり、太陽が回転、急降下するなどの奇跡的な出来事が数々起こりました。
メダイの図柄としては、聖母の前に跪く3人の子供の姿が特徴です。

シラクサの涙の聖母

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1953年、イタリアのシラクサの一般家庭に飾られてあった聖母の像から涙が流れ出しました。
その涙は奇跡的な治癒の力があり、聖遺物とされているそうです。
涙とされる液体を科学的に分析した結果、人間の涙とほぼ同じ成分であり、まぎれもなく聖母が流した涙だと認定されたそうです。

聖母出現を目撃した人は必ずしも信心深いカトリック教徒ばかりではなかったところが興味深いです。
無学な幼い子供や異教徒でも、聖母出現の証人となることがあり、もしかしたら私もいつかまばゆい光の中に聖母の姿を見ることができるのではないだろうか…?などと想像を膨らませてしまいます。

このように信じられないような奇跡と聖母のお告げを再現したメダイ達。
身に着けていると何か不思議なことが起きそうな、そんな予感がしてきませんか?

銀色アンティークではアンティークメダイをたくさん取り揃えております。
ご興味のある方はぜひご覧くださいね。
銀色アンティークWEBショップ アンティークメダイ

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アンティークメダイに刻まれたリヨンのメダイ彫刻一家、PENINのサイン

当ショップ銀色アンティークでも取り扱っているアンティークメダイは、ペンダントトップのような小さなアイテムです。
ですが描かれた世界は芸術的で、立派な彫刻作品とも言える美しいものも少なくありません。

アンティークメダイを扱い始めたころは何の知識もなく、カトリック信者でもない私は図柄の違いや素材の違いなどを見分けることもむつかしい素人でした。
そんな中、メダイに小さく書かれた文字や絵を手掛かりに調べに調べまくって少しずつ分かってきた奥の深いメダイの魅力。
今では蚤の市でも真っ先に目が行くものの一つとなりました。

調べるにしても基礎知識がないと解読できないものも多く、聖書関連の解説本を読み漁っていた時期もありました。
(難解すぎてギブアップした本多々ありですが…笑)
当時お客様だったメダイにお詳しい方からアドバイスをいただいたり、解読のヒントをもらったり…という交流もあり、私のメダイ追及の応援をしてもらったこともありました。
メダイの図柄は、聖書の一場面からフランス各地に出現した奇跡の聖母の姿まで多岐にわたっており、一冊この本を読めば大丈夫!というようなものではありません。
買い付けてきたアンティークメダイを一つ一つ丹念に眺め、読み解き、調べ…と何度も繰り返すうちにようやく見分けがきくようになってきました。
そうなると、美術館や教会のステンドクラスやフレスコ画を見るのも楽しくなってきました。

小さな部分まで繊細に彫刻された美しいメダイには、彫刻家の名前が刻まれていることが時々あるのですがよく見かけるサインが「PENIN」のもの。
フランスの発音で「ペナン」と読みます。
よく見かけるのには理由があり、ペナンは4代に渡り活躍を続けてきたリヨンが誇るメダイ彫刻家なのです。
この地方で愛用されているメダイに多いのも納得ですし、4代もの長い間メダイを作り続けてきたためたくさん見かけるのも頷けます。

一人目マリウス・ペナン(1807-1880)はリヨンで活躍していた、ペナン一家最初の最初のメダイ彫刻家でした。
二人目、リュドヴィック・ペナン(1830-1868)はマリウス・ペナンの息子です。
若くして才能を認められ、当時のローマ教皇からカトリックのメダイ彫刻家として公式に認められた一人でした。
彼のサインが入ったメダイはすなわち大変古いもので、歴史的な価値も高いです。
三人目のアドルフ・ペナン(1888-1985)はリュドヴィックの孫です。
彼は国立高等学校ボザールで、アンリ・オーギュストの弟子として学んだといわれています。
4人目、ポール・ペナン(1921-)はアドルフ・ペナンの息子です。
父ポールと同じく国立高等学校ボザールでアンリ・ドロプシーの弟子として学んだそうです。

と、まあたくさん名前が出てきてややこしいのですがこれが4代にわたりリヨンの名メダイ彫刻一家と言われているペナン家の人々です。
美しいメダイにこの「PENIN」のサインを見つけたとしてもそれがどのペナンさんのものなのか?と追及していかなくてはなりません。
ちなみに、私がこれまで扱ったメダイの中で一人目のマリウス・ペナンのものだけはいまだに巡り合ったことがありません。

さて、ペナンのサインですが…
リュドヴィックのものは「L.PENIN」や「L.PENIN a LYON」などと刻まれることが多く、この場合はすぐに判別できます。
またポールのものも「P.PENIN」と刻まれるのでわかりやすいです。
アドルフのものは見分けがむつかしいのですが…「PENIN」とだけ刻まれているものは彼の作のものが多いそうです。

さらに、リュドヴィックの作品は彼の没後画家で彫刻家のポンセにより復刻されたものもあります。
そんな作品には「PENIN PONCET」や「P.P.LYON」などの連名が刻まれています。
P.Pだから4代目のポール作?と間違ってしまいそうですよね。。。

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L.PENIN リュドヴィック・ペナンのサイン

 

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PENIN だけのものはアドルフ・ペナンの作と推測
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P.PENIN は4代目のポール・ペナン
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リュドヴィック・ペナンとジャン=バチスト・ポンセの合作には「PENIN PONCET」のサインが…

 

お気に入りのメダイを見つけるのは、理屈や知識ではなく見た目のインスピレーション、素直にきれいだなと思う相性が大切だと思います。
でもそれにちょっとした豆知識が加わると、世界が広がり、またメダイを眺めるのが楽しくなってきますよね。

肉眼では確認できない場合もある小さな小さな彫刻家の名前の刻印。
毎晩夜更けにルーペを手に持ちメダイを隅々まで、穴のあくほど見つめながら、今週末の新着アンティークメダイの更新作業にいそしんでおります。

ちなみに今回の一押しおすすめメダイは…
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こちら、オルガンを弾く聖セシリア。
音楽の守護聖人である聖セシリアの貴婦人のように美しい姿を描いたとびっきりエレガントなメダイです。

お楽しみに♪

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リヨンの夜が輝く、窓辺に光を灯す日

今日、12月8日は、本来なら光の祭典が催されるはずだった日。
大勢の人が集まり混雑するイベントのため、今年はパリのテロの影響で中止になりました。
最近でこそ、華やかなイルミネーションが灯されるイベントを目当てに、ヨーロッパ中から人々が訪れるようになりましたが、元の起源は14世紀。
ペストが大流行していた時にフルヴィエールの聖母にいのりを捧げたところ流行が治まったと言います。
そのお礼のために、毎年この期間に窓辺にろうそくを灯すのが習慣となったそうです。

残念ながらイベントは中止になりましたが、窓辺に光を灯すのは各家庭で出来る事。
今年はテロの犠牲者を偲ぶ意味も込めて光を灯しましょう、という日になりました。
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さて、今週の土曜日の新着商品はアンティークメダイです。
上記のような、人々の願いや祈りが込められたフルヴィエールの聖母を描いたものもあります。

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足元にリヨンの象徴であるライオンが寝そべっています

メダイの世界は、カトリックの歴史と関連したとても奥が深いもの。
由来を知ると、その魅力の深みにはまる事間違いありません。
銀色アンティークのアンティークメダイは、そんなメダイの魅力を紐解くレアなアイテムもたくさん取り揃えております。
今週末、金曜日から土曜日に日付が変わる頃更新の予定ですのでお見逃しなく。

銀色アンティークWEBショップのアンティークメダイはこちらからご覧ください⇒ アンティークメダイ

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フランスから日本への荷物にも関係のある、ノエルシーズン到来

12月に入り、ここフランスのリヨンでは寒い日が続いています。
朝方は霧が濃く、氷点下になることも…

そんな冬に突入した中、今日はアンティークレースの新着商品を更新しております。
やはり、季節を問わずに一番人気のアンティークレース類。
今回はインテリアのデコレーションに使っていただけるレース&刺繍のインテリア雑貨商品をメインに取り揃えております。

銀色アンティークの商品は基本的にすべて一点ものです。
お見逃しのないようにどうぞ♪

さて、12月といえばフランスはノエル一色に染まる季節です。
私の住んでいる街リヨンでは、毎年12月初旬にフェットデリュミエールという光の祭典が行われ、ヨーロッパ各地からたくさんの観光客が訪れる冬の風物詩となっています。
今年は残念ながら安全のために中止となりましたが、街中のイルミネーションが美しく準備されつつあります。
街の中心部ではマルシェドノエル(クリスマス市)が開催され、家族連れでにぎわっています。

我が家でも小さいですがクリスマスツリーを準備しました。
(お邪魔なおチビさんのせいでなかなかまともな写真が取れませんが…)

さて、そんな心がうきうきするノエルの季節ですが、銀色アンティークとしては少々頭が痛い問題があります。
発送にかかる日数の問題です。
クリスマスといえば家族でプレゼントを贈りあうのが習慣ですが、直接会って渡せない遠方に住む家族へのプレゼントは、ラポストからの郵送を使って送る人が多く、12月は窓口が長蛇の列になります。

そして、やはり扱う荷物が多いと日本への荷物も集配が遅れがちになり…
通常1週間ほどで届く荷物が、この季節だと3週間ほどかかってしまったことが数年前にありました。
すべてのお荷物のお届けがこんなに長くかかるわけではありませんが、今からご注文いただいたお荷物がノエルに間に合うかどうかは微妙なところ。
当ショップとしましては、配送に関しましてはコントロールできませんので困ったところです。

また、ノエルだけではなくストや天候(大雪など)、様々な要因でお荷物をお届けできる日数は変わります。
数年前には火山の噴火に伴う火山灰の影響が原因で大幅な遅延が発生したこともありました。
(たいていはフランス側の要因で、日本に入ってしまえば問題ないみたいです…苦笑)

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そういうわけで、この季節にご注文をいただいたお客様にはお荷物のお届けに時間がかかる場合があることをご了承いただければ幸いです。
なお、ご心配な場合は追跡の可能な発送手段をお選びすることをおすすめいたします。

毎回混雑する窓口で並んで発送手続きするのは大変ではありますが、皆のプレゼントの箱を抱え幸せそうな顔を見ているとこちらも満たされた気分になってきます。
そして、私も遠い海を越えて日本にお届けしたい荷物を抱え、無事にお手元に届き幸せな笑顔を運ぶことができますように…という気持ちが一層深まる季節なのでした。
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