編み物好きな方にとっては定番の手芸雑誌「毛糸だま」。
私も大好きで、里帰りした際には重くて荷物になるにもかかわらず必ず買ってきます。
先日リヨンに立ち寄る用事のあった知り合いの方に、図々しくもお願いして持ってきてもらいました。
最新号の特集は『ブレードのマジック ブリューゲルレース』でした。
ブリューゲルレースは、かぎ針で編んだブレードを、いろいろな形に編みつなぎながら、模様を作る手法の事。
ボビンレースを真似て作られたのだそうです。
三度の飯より編み物が好きな私。さっそく編んでみたくなり只今大物ニットを編み始めております(笑)
さて、このブリューゲルレースですが、何だか見覚えがあると思いましたところ…
先日WEBショップにUPしたレース刺繍インテリア雑貨のクロシェ編みのレースマットに、ありましたありましたこれに似たものが。
毛糸だまに載っていたものとは少し違う作り方ではありますが、まさしくボビンレースを模して作られたもの。
ボビンレース、と大まかに言っていますが、おそらくデュシェスレースを真似て作られたものだと思います。
遠目に見るとデュシェスレース、バテンレースのように見えますが…
しっかりと編みこまれたクロシェレースです。
ふっくらとした厚みがあるのでニードルレースのように見える一面も。
とても表情豊かなレースです。
うねうねとしたブレード状の部分は編み図や図案なしで作られているようです。
左右で全く違いますし、気まぐれに波打っています。
しかし、見事なさじ加減で、きちんと収まり美しいレースマットを作り上げているところはさすが。
ブレード部分は毛糸だまに載っていたのとは違い、長編み一列で横に長く編まれています。
後からつないだのか、つなぎながら編み進めて行ったのか…?
想像がつきませんが、とにかく一つ一つ丁寧に作られた手間のかかる手仕事であることは確かです。
↑このようなボビンレースを真似て作ったものだと思われます。
いろいろと考える人がいるものですね。
私の取り掛かったブリューゲルレースはなかなかの大物なのでいつ仕上がるかわかりませんが…
夏の手仕事に、せっせといそしむことにします。