フランスで新鮮な野菜や果物を買おうと思ったらマルシェへ行くのが一番です。
目にも美味しい鮮やかな旬の食材は見ているだけでも楽しくなってきます。
どんな小さな町でもメインの広場にマルシェの立つ曜日があります。
うちの近所には2か所、各週2回ずつマルシェの日があるので、便利に利用しています。
とはいえ、こちらでの生活に慣れるまで上手に買い物ができずに足が向かない事もありました。
たくさんのスタンドの中でも人気の店の前は人だかりが…
日本のようにきちんと列に並んで、という文化のない国ですので注文をするのも一苦労。
おまけに店主は顔なじみのお客さんと長々話し込んでなかなか仕事が進みません(涙)
一かごの苺を買うのに随分と時間がかかってしまった事も。
でもその分、話が弾むと楽しいのもマルシェの醍醐味。
味見をさせてもらったり、レシピを教えてもらったり。
たくさん買うとブーケガルニをおまけにくれるお店が行きつけとなりました。
そのうちに顔を覚えてもらい、ベビーカーの娘をあやしてくれたりするようにまで距離が縮まり、マルシェでの買い物が楽しくなります。
そういえば、蚤の市での買い物に似ているところがありますね。
何度も通って顔なじみになると、とてもフレンドリーなのがフランス人の特徴かもしれません。
ちなみに、商品の発送に利用しているラ・ポスト(郵便局)の窓口の人も同じです(笑)
というわけで、いつも買いすぎてしまうマルシェの果物と野菜のみずみずしい写真です。
買いすぎた~!と言いながらぺろりと空っぽになってしまうのもお約束(笑)
平たい桃。
甘くてみずみずしくて、日本の桃に一番近い味かもしれません。
種が小さくて食べやすいので、ささっと洗ってそのままがぶりとかぶりつきます。
色鮮やかな杏。
買うつもりはなかったのだけど、味見に一つ下さったのを食べてみたらとっても美味しかったのでお買い上げ。
旬なのでとっても安くて甘い♪
えんどう豆。
今日はこれで豆ごはんにします。
ゲランドの塩で炊き込むと豆の甘味が引き立って本当に美味しく、我が家の人気メニューです。
ちなみにえんどう豆の皮むきが大好きな私と息子は、これを買うといつも皮むき競争します。
今が旬のさくらんぼ。
よく熟したものは赤黒くやわらかで甘味がしっかりとしています。
これも、家族で競うように食べてあっという間にからっぽになりました。
大きくてつやつやのトマト。
甘酸っぱいトマトの香りが部屋に漂うほど新鮮に熟していました。
この他にも玉ねぎやジャガイモ、にんじんやリンゴなどの常備野菜をたくさん買いました。
また、荷物に余裕のある時はオリーブやフロマージュ、はちみつを買ったりすることも。
アンティークのお皿やボウルに盛るのがお気に入り。
Digoin Sarreguemines (ディゴワン サルグミンヌ)の”CIBON”シリーズのお皿です。
1930年前後のこのシリーズはどうやら人気のようで、写真を載せるとお問い合わせが多いのですが…
残念ながら当ショップの専門外のため、お取り扱いはしておりません。
買付けのご依頼をいただく場合は、メールなどでご相談の上、承っております。
お問い合わせ はこちらから。
おまけ。
細かい傷もあり随分とアンティーク感の漂うペイント皿は個人的にお気に入りの一枚。