プチポワンアンティークがまぐちバッグ

蚤の市の片隅でひっそりとたたずんでいた小さなバッグ。
一目ぼれしたのは言うまでもありません。

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プチポワン (Petit Point) (プチポアン)は刺繍の一種。18世紀のウィーンで編み出された技法で、拡大鏡を使用して手刺繍で 1 平方センチあたり 121-225 目のテント・ステッチ(ハーフクロスステッチと似ており、布地の裏に多く糸を渡して刺す技法)を施した物をさす。
目が細かいことから、通常のクロスステッチと異なり、絵画的な表現を行うことができる。ウィーンの伝統刺繍だが、近年では、安価な韓国製機械刺繍のものが多く出回っている。
マリー・アントワネットをはじめ、ハプスブルク家の女性たちが好んだと言われている。 by wikipedia

 

一センチ四方のステッチ数に定義があったりするのですが、最近では小さな刺し目でステッチされたこのようなスタイルのものを総称してプチポワンと呼ぶことも多いようです。

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留め金の細工も美しく手が込んでおります。
古びた金属の色合いが味わい深く、見れば見るほど魅力的。

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内部は内ポケットがついており、実用的にも便利です。

 

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使い込んだ風合いが温かみを出しているように思います。
どことなく古風な懐かしさがたまりません。

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くすんだ色合いもアンティーク感があふれていて素敵。
鮮やかすぎないのが大人びたセンスの良さを醸し出しています。

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細かいステッチ。
隙間なくびっしりと刺されています。

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チェーンがついた使いやすい形。
見ているだけでも楽しいですが、せっかくのなので実用的にお出かけに連れて行きたくなります。

柔らかな色合いやノスタルジックな雰囲気は和装にも違和感なく合いそう。
むしろ和服にこそぴったり似合いそうな気もします。

何でも売っている時代になりましたが、この時代を超えた手仕事のワザと、歴史が作り上げたアンティークの風合いだけは新品では表現しきれないものだと思います。

プチポワンアンティークがまぐちバッグ [#mo200]

ちなみにクロスステッチを刺すのは私の趣味の一つでもありまして…
無料で公開されている素敵なチャートをWEB上で取集するのが楽しみです。
一生かかっても刺しきれないほどのたくさんのチャートをすでに集めていますが、それでもまだまだ日課のように探しています(笑)
もし私がプチポワンを刺すのであれば…このようなチャートが素敵だな…と選んでみました。

Gallery.ru / Фото #30 - 63 - uni4ka

Berlin work floral pattern

(1) Gallery.ru / Foto # 34 - 237 - miroslava388 #cross stitch #Afs 5/5/13

無心になって升目を埋めていくように刺す刺繍は、はまる人にははまります。
そして自分でやってみると、小さなバッグを作るのにどれほどの手間と時間が費やされたかを考えずにはいられません。

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