クロシェ(鉤針編み)は数あるレースの種類の中でも一番とっつきやすく身近な手法ではないでしょうか?
一本の糸と、一本の針を使って編み上げていくシンプルなレースです。
クロシェのドイリーなどは、実家やおばあちゃんのおうちなどで必ず一つや二つ見かけます。
クロシェレースの独特の温かみは何と言っても「手作り」にあると思います。
これほどいろんな技術が発達した今でも、クロシェの製品は手編みで仕上げられているものばかり。
(クロシェレースの機械編みって存在するのでしょうか?)
見た目にも、ほっこり落ち着く手作りっぽさが人々の心をひきつけてやみません。
ボビンレースやニードルレースは道具も複雑で、熟練の技術も必要です。
その昔はレース職人さんが手仕事で仕上げていましたが、現在現行品として売られているものはほとんどが機械で作られているものです。
だからこそ、丁寧に手織り、手刺繍で仕上げられたアンティークのレースは価値を持ち、人々に愛されているのでしょうね。
アンティーククロシェレースは、時を経た歴史の価値もさることながら、古いものに多くみられる技術の高さが非常に魅力的です。
現在販売されている一番細いレース糸などより、更にずっと細い繊細な糸を使って編みこまれた古いクロシェレースを目にすることが良くあります。
この小さなモチーフを作るのにどのくらいの時間がかかったのだろう…想像すると気が遠くなります。
今でもなお、趣味としてライフワークとして愛されているクロシェ編みですが(私も少々たしなみます♡)、100年以上も前に編まれたものが今でも十分に新しく素敵に見えるのが不思議です。
むしろ、アンティーク感がレースの魅力を増しているとさえいえるかも…
小さなアンティーククロシェレースのモチーフがたくさんストックであるのですが、もう半年以上も使い道に悩んでいます(笑)
元々は銀色アンティークの商品として入荷したのですが、細々としているためショップにUPしにくく…
個人の蒐集として自分のものにしてしまいたい気持ちも手伝い…
そんな中ある妄想が生まれてしまいました。
このモチーフを自分で編みなおし、再現してみると楽しいんじゃないだろうか…
なかなか趣味の時間が作れない毎日ですが、一回形にしてみようと思います。
ちなみに、編み図を起こせたらなお素敵だと思うのですが、クロシェの編み図を作成できるようなソフトってないんでしょうか?
詳しい方の助言をお待ちしています。