レースの鑑定眼

世界的に注目が集まっており、今やブロカントでも専門ショップが立ち並ぶようになったアンティークレース。

中でも日本には前々から愛好家の方がたくさんいらっしゃったせいか、ヨーロッパの古いレースの半数以上が日本にあるのでは?!という噂が流れるほど(笑)

その噂の真相は謎ですが、確かに外国人にも人気が高くまとめて買い占める人々を時々見かけます。

 

毎週市に出向いている私は、焦らずに良品に出会うのを待っての仕入れですが素敵なレースの詰まった小箱などを見かけたらのんびりとはしていられません。

私がレースを見る時に気にしている点は以下の3点。

 

①美しいかどうか

②ハンドメイドかどうか

③年代およびどのような目的で作られたか

 

売主さんに尋ねたらたいていわかる範囲で答えてはくれるのですが、この回答が必ずしも正しいとは限りません。

 

明らかにメカニックなのに「ハンドメイド!」と言う売主さんは残念ながらとてもたくさんいらっしゃいます。

 

おそらく、実はあまり状態を把握していない商品だけど熱心に尋ねるお客に対してサービス精神旺盛に答えてくれた結果だと思います。

 

しかし…毎日たくさんの古いレースを扱っていても、このハンドかメカニックかの見分けは至難の業。

 

中にはいくらルーペを使って見てみてもわからないものもあります。 技術が高いハンドメイドは、メカニックに近い精度があるものも。

 

 

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ハンドメイドのヴァランシエンヌ

 

また、ハンドかどうか表現するのに難しいのがミシンを使って作られたもの。

例えば近頃では、お家でミシンを使って作られたお洋服は「ハンドメイドの服」と呼ばれると思います。

でも、これが古いものになると手縫いでなければハンドメイドと表現してはいけないような気分にさせられる場合もあり…

時々悩んでしまいます。

 

しかし、たとえミシンを使っていたとしても昔の人の手仕事はとても細かく時間をかけて丁寧に作られたものがほとんど。

一番大切なのは、その商品に対する愛情と気に入ったかどうかという好みなのかもしれません…

 

鑑定というほどの精査ではありませんが、たくさんのガラクタの中からアンティークレースを選ぶ時に一番こだわりをもっている点のお話でした。

 

【追記】

ミシンを使ったハンドメイドを含めた手作業のお品には「メゾンメイド」という表現で説明させていただいたりしています・

 

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