ミルクティー色のレース

アンティークレースの中でも、ミルクティー色のレースが個人的に大好きです。

#de038
白いものが時を経て変色したものも味わい深くて良いですし、ベージュやアイボリーのナチュラルな風合いも素敵なのですが…
このミルクティー色の温かみと優しさと、そしてちょっとエレガントな雰囲気がたまらなく乙女心をくすぐるような気がします。

こちらのレースはボビンレースの技法でモチーフを織り出していますが…
その後に細いコードを縫いとめていき、模様を際立たせています。
ひと針ひと針丁寧な手作業です。
この複雑な立体感はこの手間のかかる作業によって生みされているのですね。。。
このようにヨーロッパのアンティークレースは、織りだされた後に刺繍などでもうひと手間かけて美しさを強調したりする場合も多く、その工程にかかる時間は測り知れません。
『美』を追求する心の強さを感じますね。
このように造り手さんの心意気を垣間見てしまうと、そのお品が更に魅力的に感じてしまいます。
サイズや素材以外の職人技も含め、物の価値をきちんと見分けるのってとても難しいですね。
たくさんの良品に触れて、作り手さんのお話に耳を傾けたまには自分でも作ってみたり…
とても奥の深いアンティークメルスリー、中でも歴史のあるレースはまだまだ追求してもし足りない興味深い世界です。

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