7月の新商品

今月の新商品のご紹介です♪
…と言いたい時期になってまいりましたが、今月は最終日曜日の新商品販売をお休みさせていただくことになってしまいました。
先日よりお知らせしている『健康上の理由』の影響です。
仕入れは今のところ順調に進んでおり、アクセサリーをはじめたくさんの魅力的なお品をお届けする予定ではいたのですが、写真撮影及びUP作業ができませんでした。
楽しみにお待ちいただいている中、こちらの都合で延期となってしまい本当に申し訳ございません。
写真が撮れているものの中から一部をご紹介♪

繊細な透かし模様のメタルブローチ

ブルーのガラスパーツが爽やかなロザリオ

トレドスタイルのブローチ
などなど…
他にもたくさん揃っております。
準備が整い次第またご紹介&販売をさせていただきますのでその時はお知らせしますね。
次回商品について気になる点がございましたら、お問い合わせもお気軽にどうぞ。
(不在時が多いためお返事に時間がかかってしまいましたら申し訳ございません)
一日も早く元のペースでの営業再開を願っております。
ご心配をおかけして心苦しい限りですが、今後もごひいきによろしくお願いいたします。

14 Juillet フランス革命記念日

今日は革命記念日です。
昨晩は前夜祭のようなものが各地で行われ、私の住んでいる街でも花火の打ち上げつ音が響き渡っていました。
今日は朝からパレードが行われ、毎年TV中継を見るのが我が家の楽しみなのです。
軍事色の濃いパレードなのですが、ぴしっと制服を着こなした各部隊の人々の誇らしげな表情が印象的で…
普段はなかなか目にする事のないユニフォーム姿、つい見入ってしまうのです。
中でもくぎ付けになってしまうのは、昔の映画の登場人物さながらに、たくさんの勲章をつけた上官らしき人の制服姿。

銀色アンティークでは、軍事的なメダルは扱っていないのですがたくさんのメダイの中にはこんな勲章的なものも…
軍事的な要素はないと思いますが、上部についた赤いリボンがりりしく…
メダイの優しげなデザインと好対照。
両手を広げた女性が子供たちを優しく包み込むような図柄から温かみがにじみ出ています。
形状からして、ペンダントトップには不向きかも知れませんがこのリボン付きのままバッジに仕立てたり、かっちりしたジャケットの襟元につけてみたり…
是非フランスの軍人さんのファッションを参考に、アレンジしてほしい一品です。

銀色夫人

毎週のように蚤の市に顔を出していると店主と顔見知りになってきたりもするもので…
「こんにちわーまた来たよ♪」と気軽にあいさつしたり、何だか楽しいもんです。
そんな中、一人の店主に「Bonjour Mme.Argentee!(こんにちは、銀色夫人!)」と声をかけられました。
彼の店はお手頃価格の銀食器がたくさんあるので、毎週のように物色、交渉、GET!としていたため、記憶に『銀』と共にインプットされたみたいです。
しかし『銀色』とは悪い気のしないニックネームですね♪

ゴージャスなシルバープレートの猫足ティーポット
※写真のものは非売品ですが、ご興味のある方はどうぞお気軽にお問い合わせください。
当ショップ『銀色アンティーク』はOPEN当初銀製品を取り扱う予定はなかったのですが…
元々大好きな品だと言う事もあり、最近やっと販売を始めました。
まだまだ品ぞろえは豊富とは言えませんが、少しづつ充実させていけたらと思っています。
毎日の食卓で気負わず使っていただける普段使いの銀食器…これをコンセプトにセレクトしていますので、よろしかったらご覧くださいね。
しかし…何気なくつけたショップ名と銀食器の販売、そして思いがけずにつけられたニックネーム…
何かと『銀色』に縁のある当ショップです。

古布ギャラリー

アンティーク布の写真をまとめてみてもらうのに便利なサイトを作りました。
古布好きさんたちからご要望をいただいて実現しました。
まだざっくりと形ができただけですので、これから少しづつコンテンツを充実させていければ…と思っています。
http://etoffe.cchio.com/
銀色アンティークで取り扱っているものの他に、ショップでご紹介することなく海を渡って行ったもの…
布工房のサンプルカットや見本のファイリングに使われていたと思われるもの…
ほとんどが一点ものですので、今後まったく同じ商品をご紹介する事はできません。
でも、今日のフランスの骨董市で出回っている布の一部として少し参考にしてもらえたら幸いです。
また、その布がお好みか皆さまのご意見もお聞かせくださいね♪

謎のはさみ

蚤の市で時々見かけるはさみのようなもの…

きれいな細工の手芸用はさみが好きなのでいつも目に留まるのだけど、何だか形が変。
「何に使うもの?」と、毎回手にとっては売主さんに聞いてみるけれど、今まで満足いく回答を聞いたため市がありません…
気になりながらも購入せずに、謎のままにしていたこの形のハサミ。
先日も蚤の市で写真のはさみを見つけまして、やはり手にとってしげしげと眺めてしまいました。
エレガントなデザインで取っ手の部分は元々は金(色?)メッキが施されていた様子。
店主のマダムに懲りずに「何に使うもの?」と尋ねてみました。
答えは…Je ne sais pas! ジュヌセパ! (さぁ?知らない)でしたが、手芸用の道具である事は確かだと断言されました。
毎回見かけるこの形のはさみ、医療器具?工具?など考えたものの柄の部分がとてもフェミニンできれいなデザインのものが多く、女性が優雅に使うものではないかと推理していた私。
用途は不明だけど手芸道具ならば納得です。
というか、手芸道具と言うことならば使い道は謎だとしても欲しいなぁと思い、思わず購入しちゃいました。
しかし、見れば見るほど謎です。

刃先はこのようになっています。
明らかに切る用途ではなくはさむためのもののよう。
根元のギザギザ部分で何かを切断することは出来そうですが…
でも華奢な作りでそんなに固いものを扱うようには思えません。
何か特殊なモノを作る時に使うものなのでしょうか。
どれもこれも想像の域を超えず、依然として何のはさみかは謎のままなのです。
どなたかお詳しい方、ご存知の方いらっしゃいましたら何に使うものか教えて下さいませ!

古布の宝石箱 La Boutique de Francine

アンティークの町L’isle sur la Sorgueでは素敵な出会いもありました。
ここ La Boutique de Francine は古い布やボタン、レースなどのメルスリーがぎっしりと詰まった宝箱のようなお店です。

特に布類が豊富で、無造作に積み上げられて入るもののどれも質の良い年代物でした。
古い布が大好きな私は、一日中でも2日でも3日でもこもって過ごせそうなくらいたくさんありました。

はじめは無愛想だった店主のマダムも、私が素敵な布を見つけては「これいくら?」と尋ねているうちに…
「そんなに布が好きなら奥にもっといっぱいあるよ」と教えてくれてのぞいてみてびっくり。
本当に言葉通り「お宝ぎっしり!」なお部屋がありました♪
ちなみにマルセイユのご自宅には更にたくさんのストックがあるそうです!
布類は価格表示されてないので一枚一枚このマダムに尋ねなければならないのはちょっと面倒なのですが、聞けば布の種類や作られた年代の推測などいろいろと教えてくれました。

古ーいリネン類もたくさん。

棚の上の箱の中にはDMCのお宝やレースの手袋など…
他ではまず見かけないような面白いものがたくさん詰まっていました。
ここはご家族で切り盛りされているような小さなお店なのですが、メインで頑張っているマダムは本当に布好きさんらしく知識が豊富でした。
織り方、染め方、素材…など名称はもちろんの事、加工の過程や方法なども説明してくださって、何時間過ごしても飽きないお店なのでした。
今回も同行してアドバイスをしてくれた良き助言者のCafé Completさん。
彼女も専門に勉強されていただけあって、テキスタイルや手工芸についての知識は豊富でいつも勉強させてもらってるのですが…
やはりこのマダムの年の功にはかなわないようでした(笑)
この布やメルスリーに対する知識豊富なマダムの姿が何ともカッコ良く思えて、ものすごくあこがれてしまった私。
なかなか実物を見たり触ったりする機会が現代ではないけれど、私も歳をとったらこんな素敵な女性に成長していたいな…と思ってしまいました。
1泊2日の旅程の中、2日連続で数時間過ごさせていただき、すっかり仲良くなりました♪
今回の南仏旅行では素敵な出会いがたくさんあったけれど、このお店にたどり着けた事はその中でも一番の出来事だったかも。
もし、今後この町にご旅行で行かれる方がいらっしゃれば、そして古布がお好きでしたら是非足を運んでみて下さいね。
LA BOUTIQUE DE FRANCINE
20 rue Julien Guigue 84800 Isle sur la Sorgue
(土日のみOPEN 10:30-19:00 お昼休みなし)
素敵なマダムが静かに針仕事をしながらお店番をしていますよ♪

【おまけ】
こちらのお店で厳選した古布たち。
写真では伝えきれない魅力が詰まっていて、見るたびに胸がきゅんとなります。

L’isle sur la Sorgue リル・シュル・ラ・ソルグの蚤の市

アンティークの町として有名なL’isle sur la Sorgue リル・シュル・ラ・ソルグ。
そこで毎週日曜日に開かれる蚤の市…と言えば骨董好きなら誰でも期待で胸が膨らみます。
宿泊したホテルのフロントのお姉さんに聞いたところ、蚤の市は「街中でやってる!」というではありませんか。
お天気がとても良く暑くなりそうだったので、涼しい朝のうちに少しでも散策しよう…と張り切って早起きしました。

街中に露店が並び始めていた8時ごろ。
骨董の他にも南仏色の濃いカラフルなマルシェがたくさん。
午前中は蚤の市と言うよりはプロバンスマルシェがメインでした。
新鮮な野菜やフルーツばかりではなく、南仏ならではの色とりどりの籠やナチュラルなハーブや花の石鹸などなど…
乾燥させたラヴェンダーや季節がら薔薇の生花など、乙女心をキュンとさせるかわいらしいものもいっぱいでついつい足を止めて見てしまいます。
食材もオリーブやタプナードなど、南ならではの味覚がズラリと並んでいて目にも鮮やか。
あまりにも楽しすぎて、このプロバンスマルシェの写真を撮るのをすっかりと忘れておりました…(涙)

午後からはマルシェはお店をたたんで撤収していき…
蚤の市ゾーンが活気づいてきました。
骨董の蚤の市が並ぶのは、町のメイン通りのAvenues des Quatre-Otage です。
ここに古物を求めてやってくる人たちはみんな目が肥えているからか、並べられた商品はどれも厳選されたものばかり。
良質でセンスの良いガラクタとは言えないような古物がたくさんあり、いつも通っている地元の蚤の市にはない雰囲気を堪能しました。
お店の人はみなさんとても愛想が良く外国人に慣れていらっしゃるようで、気に入ったものを手にとって眺めていると英語で値段を言ってくれました。
イングリッシュが苦手な私は何度も聞きなおしてしまいましが(笑)

モノや相場にもよりますが、値切り交渉も意外と聞き入れてもらえました。
自分で買う価格を決めておけば交渉もやりやすいかもしれません。
今回は古い麻布が最初の言い値の半額に、古いスタンプが2個買ったら半額で3個目は私の持っていたキャンディ一個と交換(笑)という人情味あふれる取引が成立したり♪
値札が付いているものも多いのですが、その数字を信用せずに聞いてみると思わぬお買い得価格を告げられる事もありました。

お店を出している人はほとんどがプロフェッショナル。
商品について質問すればたいていが詳しく答えてくれます。
材質や作られた年代は要チェックですね。
使い道のわからない道具をどうやって何に使うのか…などなど聞いていると時間がたつのを忘れてしまいます。
露店以外のショップも週末OPENしているところがほとんどです。
中には『週末のみOPEN』と書かれたお店もたくさんありました。
フランスの常識、「ランチ時はいったんクローズ」というお昼休みも取らないお店が多くショッピングしやすかったです。

【おまけ】
プロバンスマルシェで買った石鹸、トルション、マルシェ籠…
ほんのり、ふんわりと良い匂いが漂ってきて旅の余韻に浸れます。
次回はこの町で出会ったお宝の山のお話を少しさせてもらおうかと…
お楽しみに♪