カルトナージュ

フランスの伝統手工芸の布箱、最近は日本でも人気が高まってきているそうですね。
私もフランスで暮らし始めてから随分とのめりこみ、一時期は未熟ながらも教えたりさせていただいた事も…
最近は創作活動のための時間を作る事が難しく、なかなか新作を披露する事ができないのですが、布やレース、リボン、パスマントリーの好きな方にはとても楽しいクラフトです。
古い布やレースなど、アンティークの材料を使って作るのが私流(笑)

アンティーク材料を使った布箱
「伝統手工芸」というだけあって、フランスでは昔からカルトナージュの手法でいろんな製品が作られてきました。
19世紀終わりごろにはブルジョワマダムたちの優雅な趣味として大流行したという事です。
蚤の市でも時々古い布箱の姿を見かけます。
良い材料を使って丁寧に作られた物は長い年月を経てもしっかりとしており、手づくりって良いな…と改めて感じます。
しかし…古い材料を使って作った新しい箱と古くに作られて時を経てきた箱…
似ているかと思いきや、かもし出す雰囲気は全然違います。

古い布箱

古い布箱
一目瞭然の違いですね(苦笑)
いくらアンティーク材料を使っているとはいえ本物の古い品にはかないません。
シンプルな箱でもなぜか妙に魅力的に見えるアンティークカルトナージュ…
眺めているうちに久々に新作を作りたくなってきました。

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