ひと針ひと針…時間をかけたニードルレースのお話

バカンス中の南の島からこんにちは♡

毎日海やプールでのんびりさせてもらってますが、そろそろアンティーク雑貨を眺めたくなってきた夏の終わりのひと時です。

滞在している義理家族の家には古い家具やレース、布物が自然に使われていてそれを見ているのもまた目の保養なのですが…

普段たくさんのアンティークレースを扱っているため、美しいレースや繊細な技法は見慣れてきてしまいました…が、実際にこうやって生活の中で使われているものにはまた別の魅力があるものだなぁと思うのでした。

さて、今日はニードルレースのお話です。

ストックフォトを眺めているうちに、どうも惹きつけられて目が離せなくなったのが、冒頭の写真のレースです。ニードルレースの中でも古い技法である、レティセラレースの一種で全て手仕事で仕上げられたお品です。

ニードルレースは「織り」でも「編み」でもなく、「刺し」の技で作られたもの。薄い紙に描かれた図案にそってステッチしたり、中には空気にステッチする、という意味のプントインアリアという名前のニードルレースもあります。

わかりやすく写真を拡大して見ますと…

ちょっとボケてますが、この細い部分もステッチです。昔家庭科で習った「ボタンホールステッチ」の連続でこのようなモチーフを形作っているのです。

ステッチが不揃いだとこのように綺麗なラインが出ませんし、隙間が多くても形が作れません。単純作業に見えて実は高度な技が必要なのは、実際に実験済みです(笑)

※以前、簡単に思えて自分で試して見たところ、一度や二度では全く形にならないほど難しかった…のです涙

この部分は一番糸切れの消耗やダメージができてしまう繊細な箇所ですが、このレティセラタイプのレースは比較的丈夫にできているものが多いように思います。みっしりとステッチされているために、手触りもしっかりとしています。

ボビンレースやクロシェ系に比べて、お値段が張ることの多いニードルレースですが、1センチ平米を作るのにかかる時間を考えれば納得できるのではないでしょうか。

こんな手間隙のかかった昔の人の技を使って、さらなる新しい作品を作ってみてはいかがでしょうか?

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