アンティークレース

アンティークレースフォト日記

今週は秋バカンスが始まり、楽しくも忙しい毎日です。
アンティークレースの買い付けとご紹介がなかなか進まないのですが、作業の合間に撮ったフォトでストックやおすすめをタイムリーに見ていただいています。
便利な時代になりましたね(笑)
最新のフォトをご覧いただくにはinstagramを利用していますので、アカウントをお持ちの方はぜひのぞいてみてくださいね。
@pinoaya


10月16日、蚤の市の収穫。
ミニパニエにアンティークチュールレース。ダメージが多いものの刺繍部分が素晴らしかったので値切って仕留めました♡
持ち帰った途端に二歳児に見つけられ、お買い物ごっこが始まる…小さな手にもぴったりのサイズ感のパニエなのです。


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アンティークレースの収穫が少なかったこの日の蚤の市。
リヨンの蚤の市はお手頃価格で良品が手に入るのが魅力だったのに、少しずつ少しずつ様変わりしてきています…
良いレースに出会っても売る気がないかのような高値を付けられては残念だけどあきらめるしかなく…涙
でもお天気が良くて気持ちの良い蚤の市日和でした♪
次回こそはいい出会いがありますように♡♡♡


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古い帽子の木箱の中からくしゃくしゃのレースがいっぱい出てきて息が止まりそうになった思い出♡
値段交渉もうまくいき、ムッシューの気が変わらないうちに急いでGET(笑)
家に持ち帰り一枚ずつきれいに広げてみたら想像通りなかなかの上質レースが揃っていて、その日二度目の呼吸困難に。
アンティークレースばかり探していた蚤の市だったけど、この日偶然我が家にやってきた帽子の木箱は整理整頓に、小さな台に、撮影小道具に…と大活躍で今ではなくてはならない存在です。
蚤の市って本当に宝探しのようですね♡


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縦でも横でも寝かせても使える優れもの。
こういうのずっと探していたけれど、蚤の市でやっと出会えた♡
深い木の色味がたまりません。


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今週木曜日から秋バカンスが始まり子供たちの学校がお休みになってしまいます。。。
2週間の長いバカンス、どうやって過ごそうか、楽しみなんだけど溜息(笑)
バカンス前の静けさをしみじみと味わいつつ、ストックしているアンティークレースの撮影を進める午後のひとときです。
🌿 🌿 🌿


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洗礼式で使われたボンネット。小さく愛らしい薔薇の飾りが上品についていて、シフォンのふわふわした感じがなんともいえない空気感を作っています。
こういうふわふわしたものを見ていると本当に癒される…
チュールのスカートとか、実用的ではないと分かっていてもつい娘に着せたくなる…笑
🐩🐩🐩 #アンティークレース


秋のバカンスが始まったフランス、リヨン。
今日は特に予定もないのでゆっくりと朝寝坊して、ゆっくりついでに朝食にパンケーキなど焼いてみた。
子どもたち大喜び♪
おうちフォトにいつも登場するこのレースは私物にしちゃったお気に入り。


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リボンとレース、フリルで装飾されたオモニエール。これも洗礼式や聖体拝領などの儀式のコスチュームの一つ。ハンカチを入れたらいっぱいになりそうなサイズ感がますます愛らしい、カトリックの盛装を引き立てる小さなポシェットです。
このオモニエールは聖体拝領で身に着けたドレスや腕飾りなどと一緒にきれいな(でもボロボロな)箱に大事にしまわれていました。
家族に代々受け継がれてきたであろう大切な箱を明ける時のドキドキ感と共にお届けできたら嬉しいです♡


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11月に東京で開催されるLa vie en Franceというイベント。
毎年参加させていただいて今年で4回目になります。
この準備をこつこつと進めながら、今回もお誘いいただいて参加できた事に感謝♡
フランスをテーマに様々な作家さんが表現する世界が素敵なLa vie en FranceⅣは11月22日~27日まで開催されます♪
目黒区の都立大学の近くにある、ギャラリーKOMPISさんに、どうぞ足を運んでみてくださいね。
私は在廊していませんが、フランス、リヨンからアンティーク雑貨をたくさん届ける予定です♪


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大き目のつけ襟はふわりとかけているだけでエレガント。
つけ襟を留めるのに、アンティークのイヤリングが便利です。
蚤の市できれいだけど片方だけしかない半端なものを安く譲ってもらい、ちょっとしたレースを留めるのに使っています♡
ここ数日ですっかり寒くなったリヨン。
朝晩は白い息がでますが、明日の蚤の市も早起きして張り切って行ってまいります♪


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田舎のおばあちゃんのおうちの寝室などには今でもこんなレースのランプシェードがあったりします。
柔らかい光を通したレースの影を見ながら、いい夢が見れそう。


と、レースに囲まれた毎日です。
こんなアンティークレースフォト日記をinstagram@pinoayaで記録していますので見に来てくださいね♪

また買い付けのご依頼は随時承っておりますが、個人で運営しているショップのためご依頼が立て込んでいるときは少々お待ちいただく場合があります。
今ご依頼をいただいた場合は、11月10日頃以降にセレクト開始のスケジュールとなります。
毎週末に仕入れを行っておりますので、ご依頼いただく際には余裕を持った日程でお話いただけると、ご満足いただけるお品をお探しすることが出来るかと思います♪
良レース続々にゅうかしてますよ!

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2016-10-22 | Posted in BLOG, アンティークレース, フランス蚤の市Comments Closed 

 

Instagramでアンティークレース鑑賞

スマホで撮った写真や動画をUPして交流を楽しむSNS、Instagram。
世界中で5億人以上の人が利用しているそうです。
私も日々のちょっとしたすてき場面に出会った時、写真に収めて投稿しています。
よかったらぜひフォローしてください @pinoaya

自分の写真を見てもらうのも楽しいものですが、世界中の人が撮った素敵な写真を眺めるだけでも楽しく、いろいろと見ているとあっという間に時間が経ちます。
タグをつけている写真は検索して見る事も出来るので自分が好きな言葉で探すと好みの写真が見つかるかもしれません。

例えば、最近私が一番検索しているワードは…「アンティークレース」なのですが…
「アンティークレース」で検索したら↓のようにずらりと素敵なレースの写真が並びます。
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一つ一つの写真を見ているだけでも楽しいのですが、その写真を撮った方がほかにどんな写真を撮っているのかな?とか見るのもなかなか楽しい♡
そうやって好みの写真を撮る人に出会うとフォローし…を繰り返し今では私のフィードにはこの系統の写真が一番多く流れてきます。

世界中に5億人ものユーザーがいるinstagram、やっぱり忘れてはいけないのは英語ワードでの検索。
「antiquelace」で検索するとまた少し違った雰囲気のレース写真が並びます。
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更にはフランス語で「dentelleancienne」♡
フランス語ユーザーさんも素敵レース写真をたくさん撮られています♪
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ちなみに「銀色アンティーク」というタグもありますので(笑)お暇なら見てみてくださいませ。

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私pinoayaの写真はというと…
特にテーマを決めているわけではありませんが、アンティーク雑貨7、子ども写真2、その他の生活風景1、といった感じの割合になってきています。
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さて、来週から仕事の時間が少し取れるようになるため銀色アンティークWEBショップにも新商品を出していければと思っています。
もちろん(笑)アンティークレースも!
ゆっくり更新になるかとは思いますが、お楽しみに♪

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2016-09-09 | Posted in BLOG, アンティークレースComments Closed 

 

新たな気持ちでアンティークレース

夏休み、移転作業…と長らくの間WEBショップをお休みさせていただいておりました。
お休み中は大変ご不便をおかけしてしましたが、本日よりショップ再開しております♪
銀色アンティークWEBショップ

今日のところはアンティークレースのみお買い物していただけます。
他のカテゴリは商品チェックと、商品カテゴリの見直しが終わってからご覧いただこうかと考えています。

この夏、日本で蚤の市を開催させていただきましたが、たくさんのアンティークレース好きの皆さんと出会い、お話しする機会がありました。
同じ趣味を持つ人たちとのおしゃべりはとても楽しく、良い出会いとなりました。
そんなレースファンの方々とのお話の中から今後の銀色アンティークの商品展開を考え直すきっかけをいただきました。

そしてショップ(というか自宅の作業場ですが…)を移転して、在庫の管理やディスプレイなど見直すべき点がいくつかあることに気付きました。
蚤の市で出会った商品をただただ真っすぐに素直にお見せして、気に入っていただいた方に購入していただく、この今までのスタイルはずっと続けていきたいと思っています。
と同時に、アンティークのいろはがわかってきたこともありさらに魅力の伝わる「見せ方」を勉強しようと思ってみたり。
WEBショップではなかなかお伝えしにくい雰囲気を上手に見せていければと考えています。

また今年(フランスは9月が新学期なので新しい年気分です)は、今までにない新たな挑戦ももくろんでいます。
新しい生活、新しいご縁、新しいお仕事…新しいってワクワクしますね♪

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2016-09-05 | Posted in BLOG, アンティークレース, 商品紹介, 銀色ニュースComments Closed 

 

新しい場所から…

真夏の大阪からフランスリヨンに戻ってきて…
新しい家に引っ越ししました。

新居の周りは公園や大学などが多く、緑があふれた景色が広がっています。
石畳はベビーカー使いには少々不便なんですが、欧州らしい風情があるので好き。

現在は段ボールだらけの家で生活中。
本当ならちゃちゃっと片付けて早く通常営業に戻りたいところなのですが…
片付けるそばから邪魔するおチビと、暇を持て余した小学生がいる夏休み、おまけに引っ越しの段取りが悪く家具などがそろわない状態という事もあり、予定よりショップの営業再開が長引いております。
オープンを心待ちにしていただいている皆様、大変お待たせすることになってしまい申し訳ありません。
もうしばらくかかりそうですが、近いうちに再開しますのでしばしお待ちを。

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家財道具の整理の合間に、商品の在庫もちゃんと確認しないと…
と箱を一つ開けたら最後、並べて眺めて作業が止まってしまいます(笑)

 

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アンティークレースの中でもなんとなく気に入って自分のものにしてしまったものもありました。
まだまだ殺風景な新居に少し癒しを与えてくれる気が。

 

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あれもこれも…
アンティークレースを見だすとほんときりがなく、広げたり畳んだり、裏返したり重ねたり…
とその表情の変化を楽しむ遊びを始めてしまいます。

元々写真を撮るのは好きな方なのですが…
数年前から始めたinstagram熱がこの夏から再加熱しており…
プライベート写真を織り交ぜながらアンティークレースの紹介などさせてもらってます。

インスタユーザーの方はぜひ見てくださいね♪

@pinoaya

ひと段落、とはなかなか言えない状況ですが、明日は日曜日なので蚤の市へ出勤してきます。
久しぶりで鈍った勘を取り戻しつつ、夏の間にいただいたリクエストのお品の数々を探してみます。

明日も暑くなりそうですが、今晩から楽しみすぎてワクワクがとまりません♡

それでは皆様、よい週末を!ぼんにゅい♡

2016-08-27 | Posted in BLOG, アンティークレース, 銀色ニュースComments Closed 

 

レース不足の蚤の市!

8月7日、サロンドテ茶摩さんで開催された1日限定の蚤の市は、大盛況の中無事に終了しました。

暑い中お越しくださった皆様、ありがとうございました。

11時半の開店と同時に、用意していたアンティークレースが飛ぶように旅立って行き…ディスプレイしきれなかったアクセサリーや雑貨類も気づけば品薄に。

午後からゆっくりと来て下さった方には、残念ながら十分な商品をお見せする事ができない事態となってしまいました。

小さなレースモチーフも大人気でした♪


せっかくアンティークレースを求めて足を運んでくださったお客さま、レース不足の蚤の市となってしまい申し訳ありません。次回はもっとたくさん運んでこようと心に誓いました。

蚤の市らしい雑貨も最後には空っぽに…


普段はウェブ上でしか交流する事が出来ないアンティーク好きな方々とお会いできるこの日をわくわくしながら待っていましたが、想像していたよりずっと、楽しく充実した1日となりました。

次回のお話やリクエスト等、たくさんのご縁もありました。慣れない出店で不手際もあったかと思いますが、本当にありがとうございました!

2016-08-08 | Posted in アンティークレース, フランス蚤の市, 銀色ニュースComments Closed 

 

パリのエレガンスを完成させるための刺繍アイテムとは…?

気付けば10年以上もフランスで生活していますが、未だにフランス人の言動に振り回されることが多い日々。
この先、老人になるまでこの国で暮らしたとしても、自分がフランス人化することはないのかもしれません…

そんな私も若かりし頃はフランスに、パリに憧れて夢を見た乙女(笑)でした。
現在は乙女時代から数十年?経過し「エレガンス」という言葉がすっかり似あう年頃に突入。
かつて、フランス人のようにお洒落になりたかった自分を思い出しつつ、今読んでいるのがこの本です。


パリのオートクチュールサロン支配人が教える パリのエレガンス ルールブック

内容紹介
どんなハイソな社交の場に行っても、どんなに格式のある場に行っても、どんな玉の輿に乗っても恥ずかしくない服装、もちもの、振る舞いが、A TO Z 式にまとめてある。実用性はもちろん、フランスらしい風刺の効いた記述もあって、読み物としても、楽しめる。

この本ではエレガンスの定義やヒントが簡潔にわかりやすく説明されています。
序盤を読んでいて目に留まったのが…
「ハンカチはイニシャルのモノグラム刺繍のあるリネンが良い」との一文。
アンティークレースや刺繍が好きな方々にはモノグラム刺繍が施されたリネンのアイテムは根強く人気ですが、パリのエレガンスを語る上でも重要なアイテムだったとは…

アンティークレース・刺繍 ファッション雑貨⇒ハンカチ
銀色アンティークでも刺繍入りハンカチ取り扱ってますよ♪

この他にも、古くからフランスに根付いているエレガンスを教えてくれる古典の教科書のような一冊です。

それもそのはず、著者のジュヌヴィエーヴ・アントワーヌ・ダリオーさんは、1914年生まれのパリジェンヌ。
1914年というと、日本では大正三年、第一次世界大戦がはじまった年です。
私たちがアンティークの刺繍アイテムとして探し求めているハンカチは、もしかしたら彼女たちパリジェンヌが当時使っていた、エレガンスに欠かせなかったアイテムなのかもしれません。
しかもハンカチは小さくシンプルな形なので古くても比較的実用可能な状態で残っているものが多くあります。
彼女たちの生きた古き良き時代のアイテムを、現代のエレガンスファッションに取り入れてみるなんて、面白いですね♪

この本はファッションに興味のある若い人ももちろん楽しめますが…
落ち着きを持つ年ごろのアラフォー・アラフィフ世代のマダムたちにおすすめです。
本物のエレガンスはきっと100年たっても変わらない、アンティークのように時代にブレない魅力があるものだと気付かせてくれます。

アンティーク雑貨を扱う上でいつも議論されていること…
「何年以上経過したものがアンティークか?」問題。
銀色アンティークでは戦前戦後を意識した考え方を支持しています。
戦前生まれの著者のジュヌヴィエーヴ・アントワーヌ・ダリオーさんのエレガンスなエスプリはアンティークアイテムを愛用するうえで参考になること間違いありません。

様々な定義づけのある「アンティーク」問題を考察した、下記の記事もあわせてご覧くださいね。

アンティークとヴィンテージの境界線、フランスの場合

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2016-02-27 | Posted in BLOG, アンティークレースComments Closed 

 

アンティークレースのブローチ、イズ工房さん

日本から届いた荷物の中に、かわいくてテンションが上がってしまうものを発見しました。
ラポストの人が配達に来ると、そわそわしてしまいます。
それが私宛の荷物だと分かったら尚更です♪
実家から送られてくる乾物や子供用の日本語学習教材などが詰まったBOXも嬉しいのですが、友人が送ってくれた荷物にはいつもサプライズの嬉しさが♡

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包みを見ただけで、なんだかどきどきしてきます。。。
何が入っているんでしょうか…

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ブローチ♡
コスチュームジュエリー作家のイズ工房さんが、アンティークレースを使った作品を作ってくださいました♪
デコレーションされているパーツもいくつかはアンティークの素材です。

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クリアなボタンにビーズが透けているのが何とも素敵♪
落ち着いた色味のシックで大人っぽい雰囲気のブローチです。
スカーフやマフラーを留めるのにもちょうどよい大きさで、鞄に着けても良さげです。

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なんと裏まで手を抜かない丁寧でこだわりのある作りです。
裏がちらりと見えた時にこんな風にアンティークレースが見えると嬉しくなりますよね。

イズ工房さんのブログでも紹介していただいてます♪
⇒レースのブローチ  (iskoboのkamonでCome on!)

イズ工房さんは、東京でコスチュームジュエリーを制作されてる作家さんで、上記のブログで素敵な作品をたくさん発表されています。
私はまだBLOGでしか拝見したことがないのですが、家紋をもとにデザインした作品などがヨーロッパでも評価されたいたり、国内でも数々のコンクールで受賞されている輝かしい経歴をお持ちなのです。
そんな、クリエティブな作家さんにアンティークの素材を使った作品を作ってもらえて、感激ひとしおなのでした♪

さて、届いた荷物の中にはもう一つ素敵なものが入っていました。
明日のブログでご紹介したいと思っています


【アンティーク雑貨セールのお知らせ】

2016年1月30日(土) から銀色アンティークWEBショップでソルドを開催しております。
10%OFFから始まり、30%OFF、50%OFFとさらに下がる予定です。
ショップ内商品を割引価格でお買い物していただくチャンスですのでお見逃しなく♪


アンティーク素材を使ったハンドメイド作品

 

2016-01-31 | Posted in BLOG, アンティークレース, 銀色ニュースComments Closed 

 

アンティークレースと現行安価レースの違いとは?

アンティークレースと一言で言っても、作られた年代や素材は様々。
目が飛び出るような高価なものやお手頃価格のものまで価値もピンキリです。
とは言え、現行品として売られているレースに比べると手に入りにくく、どうしてもお値段が張ってしまいます。

WEB検索すればびっくりするようなお安い現行品レースがたくさん。
300cmで300円!など、このお値段なら手芸材料として手軽に使えますね。
当ショップの同じようなサイズのアンティークレースなら、たいていはゼロが一つ多い3000円~となると思います。
それでも蚤の市価格でフランスから直送するように頑張っておりますので、アンティークレースの価格としては決して高すぎるお値段ではないという自信があります。

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現行レースのお安さを見るといつも考えてしまうのは、アンティークレースとの違い。
普通に考えたら安いうえに新品、ほしい量だけいつでも購入できる現行レースの方が良いように思えます。
では、なぜこれほどアンティークレースを愛する人がいらっしゃるのでしょうか?
今日は、アンティークレースを現行品と比較しながら、その魅力を考えてみたいと思います♪

 

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1. レースの素材

現行レースの多くが石油を原料とした合成化学繊維で作られているのに対して、アンティークレースのほとんどが天然繊維で作られています。
コットンやリネンが一番多く、シルク製の上質なものも珍しくはありません。
合成化学繊維の人工的なツヤや質感と違い天然繊維で作られたアンティークレースは自然で温かみのある風合いが特徴です。
丈夫さやお手入れが簡単なところなど、合成繊維にも利点は多く使い道によってはこちらの方が向いていることもありますのでどちらが秀でているという話ではないのですが、天然素材で丁寧に作られたレースは自ずと価値が上がります。

アンティークレースにも科学的な技法で作られた繊維、レーヨンが使われている事もあります。
レーヨンは1800年代にフランスで初めて作られた繊維なのですが、上記の合成化学繊維と違う点は原材料にパルプやコットンなどの天然素材を使っているところ。
薬品を使ってこれらの天然繊維を紡糸して作られるため、石油が原材料の合成化学繊維と区別して「再生繊維」と呼ばれるそうです。
なお、レーヨンは当時高価だった絹に似せて作られたそうです。
銀色アンティークが通う蚤の市は、フランスでも「絹の街」として知られている、絹産業の盛んなリヨンの街にあります。
当時は絹に似せたレーヨン繊維の製品も取引されたのかもしれません。

個人的には…現行品の合成繊維のレースの質感はどうしても「下着のレース」を連想してしまいます。
下着はお洗濯の頻度も高く合成繊維が理に適っているのですが、お洋服やバッグ、アクセサリーなどに多用されているのを見かけるとどうしても下着がちらっとはみ出しているような印象を持ってしまいます(笑)
あくまで私個人の感想です。

このように、素材による見た目の印象の違いは、アンティークレースと現行レースの大きな違いの一つだと言えます。

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2. レースの技法

織り、編み、刺し…とレースの技法の種類は数々あります。
基本的な製造過程はおそらく19世紀も現代も大きく違わないと思うのですが、最大の違いは機械で作られているところ。
アンティークレースの多くは職人さんが手仕事で作ったハンドメイドです。
熟練の腕で丹念に作られたものは精密に機械で作られたものと見分けがつかないほどのものもありますが、やはり人の手で作られた温かみのようなものが伝わってきます。
同じパターンの繰り返しでも、ほんの少しずつ表情が違うモチーフであったり、微妙な強弱の付け方に人間の心を感じるとでも言いましょうか…
アンティークレースの買い付けの際には、この「ハンドメイドかマシンメイドか」の違いは重要な確認事項にしています。

ボビンレースは1920年ごろにマシンメイドのものが一般にも流通し始めましたが、レースの産地では20世紀中ごろになるまでは手織りのレースが主な産業だったといわれています。
当時はマシンが高価だったこともあり、マシンメイドのものの方が高値を付けられたこともあったのだとか。
現在販売されているボビンレースはもちろんマシンメイドのものがほとんどですが、ル・ピュイ Le Puy en Velay などボビンレースの街として知られているところでは、ハンドメイドの製品も販売されています。
当然ですが「fait à la main(ハンドメイド)」とラベルが貼られ、機械製のものよりはお高めのお値段が付けられています。
やはり、人の手で時間をかけて作られたものには価値があるというわけです。

ニードルレースは刺繍をベースに造る技法です。
現代では家庭のミシンでも刺繍図案をプログラムして自動で刺してくれる機能がありますが、アンティークのニードルレースは人の手で刺繍されたものが多くあります。
一針一針手刺繍で進めていったと想像して全体のレースを見ると、相当の手間暇が費やされたんだろうな…と想像を絶することがあります。
現行品として販売されているニードルレースは、ほとんどがマシンメイドです。
図案と一ミリのずれもない端正な仕上がりになりますが、手刺繍の温かみは感じられません。

クロシェレースに関しては、私の知る限り現行品にも機械編みのものはありません。
(クロシェ編みの機械自体が存在しないと聞きます)
元々家庭で女性たちが自家用として編んでいたものが多いと聞きます。
そのためハンドメイドというよりはメゾンメイドと呼ばせていただいています。
今でも実家の飾り棚などにお母さんやおばあちゃんが手編みしたレースのドイリーなどが掛けられているおうちも多いのではないでしょうか?

モチーフをつないで作ったデザインのものなど、素朴でかわいらしいのが人気ですが、現行品でこのようなお品が安く売られているのを見ると、人の手で作られたものがどうしてこんなお値段で販売できるのだろう…?と不思議に思うことがあります。
どなたかその理由をご存知の方がいらっしゃったらぜひご教授いただきたいです。

レースの技法、特にハンドメイドかマシンメイドか?を考えた時、アンティークレースと現行レースの違いの傾向が見えてくると思います。

 

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3. アンティークレースの歴史的価値

アンティークレースにあって現行レースには絶対にないもの、それは長い年月を経たという歴史的な価値です。
古ければ良いというわけではありませんが、アンティーク品の特徴としては古いものは価値が高くなるのが一般的。
中でも消耗しやすい繊細なアンティークレースは古いものに高値が付くことも珍しくはありません。

戦時中に燃えてしまったものや破棄された高価なドレス類が多くあったため、戦前のもので状態良く残っているものはさらに価値が高くなります。
アンティークレースには年代を示すものが付けられているわけではないため、実際の製造年を確証するのはむつかしいのですが、売り主さんの説明や元の持ち主の方の人生(昨年90歳で亡くなったマダムのお母様の遺品、など)を手掛かりにしています。

このように歴史的価値を考えた場合、アンティークレースと現行レースにはやはり大きな違いがあると言えます。

 

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4.アンティークレースのストーリー性

歴史的価値と似た部分ではありますが、アンティークレースには必ず元の持ち主が存在します。
その方がどのようにこのレースを扱ってきたのか、元々はどんなドレスにどのように使われていたのかなどなど…
ストーリーを追及すると一枚のアンティークレースからわくわく感があふれだします。
レースの端に当時のドレスの布の一部が残っていたり、ネームやイニシャルのモノグラムが刺繍されていたり。
大切に薄紙に包まれ、きれいな箱にしまわれたレースがあったり。
端っこにワインのシミが付いたウェディングドレスのベールがあったり。
詩的な美しい言葉のメッセージのメモが同封されていたり。
物語を感じずにはいられないアンティークレースがたくさん存在します。

このように、元の持ち主が大切に温めていたストーリーは現行レースには決してない特徴だと言えます。

 

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5. アンティークレース蒐集

美しいモチーフや珍しい技法などに魅せられてアンティークレースを蒐集しているコレクターさんが世界中にたくさんいらっしゃいます。
そんな蒐集家の方にとってアンティークレースは一つ一つが違う魅力にあふれていることだと思います。

レースを蒐集している方は昔からいたようで、見本帳のようにスクラップされた古いレース帳に出会うことも。
スクラップした方はアンティークではなく当時のレースを集められたようですが、このレース帳自体が年月を経てアンティーク品となっております。
大量生産が為されなかった時代だからこそ、このような自作の見本帳にも特別な価値が付きます。

見本帳好きな方は私の他にもたくさんいらっしゃると思いますが、このようにお気に入りのレースを集めてレース帳を作るのも、とても面白いと思います。
もちろん、アンティークレースに限らず現行品や古着についているものなど、気に入った刺繍地や布地などを自由に蒐集して世界に一冊しかない見本帳を作ってみてください。
たくさんのレースを見て触って調べて…としているうちに、自然と上質なレースを見分ける目利きの力がついてくることを保証します。
ちなみに、レースをスクラップする台紙としては下の写真のようにくすんだブルーが一番似合うと、個人的には思っています。
ご参考までに!

蒐集の観点で見てみると、やはりオリジナリティが高かったり、希少価値があったり…とアンティークレースに求められる要素がたくさんあります。

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アンティークレースと現行レースの違い、まとめ

レースの持つ繊細な美しさと、それが作られた工程、使われてきた歴史など、アンティークレースにしかない魅力がたくさんあります。

そして、素材や技法など全く同じレースを現代に再現した場合どのくらいのコストがかかるのかを考えると、アンティークレースの価値に気付くのではないでしょうか。

世界的にアンティークレースの人気が高まってきた数年前から、やはりここフランスでも多く扱われるようになりました。
そして、人気に伴い蚤の市でのレースの価格も高騰、さらに外国からの買い付け(私も含まれますね)が増えたため、フランス国内の市場には良質のレースがもうほとんど残っていないとさえも言われています。
とは言え、まだまだどのくらいのお宝が眠っているかは未知数の蚤の市。
良質のものにこだわると数多くは扱えませんが、少しずつでもご期待に沿えるご紹介をしていきたいと思っています。

というわけで、お天気が悪くて蚤の市へ行けなかった日曜日。
アンティークレースと現行レースの違いについて考察してみました。
レース選びのご参考にしていただければ幸いです。

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フランスアンティーク雑貨WEBショップの新着商品 お知らせ

2016年1月9日土曜日、銀が多めな雑貨類などの新着商品を販売開始しております。
いずれもフランスの蚤の市で出会った一点ものの希少なアンティーク雑貨です。
売り切れ品は二度と同じものをご提供することが出来ませんので、お早めにチェックしてくださいね。
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2016-01-10 | Posted in BLOG, アンティークレースComments Closed 

 

蚤の市でのアンティークレース買い付けのポイント

アンティークレースを求めて蚤の市へ行かれる方も多いかとおもいます。
最近は良質なレースがなかなか安値では手に入らないのが悩みのたねですが、そんな時でも焦って失敗買いをしないための買い付けポイントを整理してみました。
ぱっと見て美しいか、魅力的かがわかりやすい商品でもあるので、直感に頼って間違いはありませんが、レースばかりたくさん見続けていると視点が麻痺してよくわからなくなってしまうのも確かです。
そんな時は原点に返って、大切なポイントをしっかりと見極めることが一番です。

 

シミ、変色、損傷…などの状態を見極める

まず、アンティーク品を買うときに一番大切な点、消耗具合を確かめることです。
アンティークレースは布物ですので、汚れが簡単についてしまうデリケートな商品です。
売られている状態が地面に直置き(笑)など汚れを気にせずカジュアルな扱いをされているものも時々見かけます…
しかし、逆に言うと汚れのついていないアンティークレースなどほとんど出会うことがないわけです。
ですので、汚れ具合を見る場合は、その汚れが簡単なお洗濯で落とせるかどうか?という視点で見るのが良いかと思います。

古いレースの場合は全体的に変色していることが多くあります。
これは長い年月を経てきた証しでもあり、アンティーク品の魅力として好まれる場合もあります。
ただし、保管状態が悪いものの中にはカビや虫食いなどがある場合も。
古い箱の中にしまわれたレースなどは、湿気も含め要チェックのポイントです。

濃いシミがある場合、年月を経てその部分から破れてきたり、繊維が消耗してしまったりすることもあります。
また染み抜きをしようと強めの洗剤を使うことによって繊細な繊維が切れてしまったり。
やはり汚れやシミはできるだけ少ないに越したことはありません。

破れているレースでも、個人使用できれいな部分だけ使う場合などは問題ありません。
しかし、販売目的で買い付ける場合は破れ箇所は大切な確認ポイントです。
大きなレースの端の方だけ少し破れているような場合はさほど気にならないですが、中央部分だと商品価値がまったく変わってきます。

レースの種類を確認する

きれいだな、と感じるものであればレースの種類はどれでも関係ないのかもしれませんが、時に種類・技法が価格や希少性に大きく関係することもあります。
アンティークレースは大きく分けて、クロシェレースニードルレースボビンレースの3種類が主です。

この中で、クロシェレースは手編みで仕上げられているハンドメイドのレースです。
モチーフをつなげたタイプなどが多く「レース編み」といえばこのタイプを思い浮かべる人も多いと思います。
また、ハンドメイドの中でもメゾンメイドのものが多く存在し、技術の高いものから素人の習作まで、幅があるので注意が必要です。

ニードルレースは、華やかなモチーフとボリュームのある表現が魅力です。
年代物のハンドメイドだと相当の手間暇をかけて贅沢に作られているものが多いのですが、近年メカニックで模倣したアンティーク風レースで多く作られているのもこのタイプのレースです。
ハンドかメカニックかを見分ける目は一日では養われませんが、両者を並べて見比べると一目瞭然ともいえます。
ニードルレースはその昔、宝石同様の価値を持っていたとも言われており、上質なものには高値が付くのも特徴です。

ボビンレースは幅広い表現が可能なレース織の技法です。
そのため一口で特徴を説明するのはむつかしく、レースの価値としてもピンからキリまで幅広いです。
繊細な透けるチュールレースから、素朴でざっくりした織地のものまでフランスで見かけるアンティークレースの中では一番ポピュラーなレースだといえます。
ボビンレースはハンドメイドとメカニックの見極め、年代の特定がむつかしいです。

作られた年代、使われた年代

古ければ古いほど価値が高いというわけではありませんが、やはり年代は大切なポイントです。
ドレスの一部に使われていたものなどで、大切に丁寧に保管されていたものは19世紀のレースでもシミ一つなく美しい状態です。
アンティークレースには製造年月日が記されているわけではないので、年代については推測の域を超えない場合が多いです。
また売り主の方から聞いた年代をそのまま受け売りでお伝えすることもありますが、売り主さんはそのレースの出所をご存じなので信憑性が高いです。
昨年90歳で亡くなったマダムのお嫁入り道具だから、いついつ頃のものだろうなどなど…
でも中には適当なことをいう人もいますので、私は大体いつも同じ信用のできる売り主さんから買うことが多いです。

サイズ、価格は大切

単純なことですが、レースの長さと価格の確認は大切です。
たくさんのレースを取り扱っていると、面倒になったり感覚が麻痺してしまったりして、時々失敗してしまいます。
長さに対して価格が適正か?と一度冷静になれれば上手な買い付けができると思います。

ハンドメイドか、メカニックか?

ハンドメイドが必ず価値の高いものだとは限りませんが、やはり人の手で丁寧に作られたレースの魅力は素晴らしいものです。
一針一針手刺繍でステッチされたニードルレース、一針一針細かく編み込んだクロシェレースetc…
こんなフレーズを聞くだけで、そのレースに惹きつけられる場合もあります。

しかし、ハンドメイドが当たり前だった時代には、最先端のメカニックで作られたレースが逆に高価だった時代もあったそうです。
ハンドの魅力、手仕事の技は価値の高いものではありますが、人の手では表現しきれない繊細なメカニックレースにも、その時代その時代で価値があったわけです。


蚤の市の高揚した雰囲気の中では冷静な目で商品を見極めるのがむつかしい時もあります。
そんな時は初心に帰って上記のようなポイントを思い出しながら買い付けしています。
蚤の市に行かれる方、参考にしてみてください。

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2015-12-26 | Posted in BLOG, アンティークレースNo Comments » 

 

今週末はアンティークレース、フランス蚤の市の香りが漂います♪

12月に入りすっかり冬の景色になりました。
どんよりと曇り空ですが、フランスらしい空気感の漂う季節です。

さて、12月最初の今週末は新着アンティークレースの更新を予定しています。
今回はインテリア・デコレーション雑貨をまとめてみました。
個性的な技法のものもたくさんです。
昔の人のイマジネーション、創造力に感銘を受けること間違いなしです。

一部を写真でご紹介。

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どれも一点ものです。
今週末、金曜日から土曜日に日付が変わる頃に販売開始いたしますのでお楽しみに♪

寒い冬に、丁寧な手仕事で仕上げられたレース雑貨を眺めながら、当時の生活に思いをはせるのも乙なものです。
暖炉の前でぬくぬくとしながら、一針一針模様を織りなしていたのでしょうか。
現代の生活ではなかなか家でゆっくりと過ごす時間を取れないのが現状ですが、時にはそんな風に夜を過ごすのも素敵ですね♪

 

※12月はノエルシーズンのため、郵送にの混雑が予想されます。
通常よりお荷物のお届けに時間がかかる場合がございます。
保証のない発送手段の場合は、遅延、紛失などのトラブルにご対応できかねますのでご了承ください。
ご注文いただいたお荷物を、混雑の落ち着く1月になってから発送するご要望にも対応いたします。

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